この記事をまとめると
■2月10日より大阪オートメッセ2023が開催
■SUBARU/STIブースでは新型クロストレックのSTIパフォーマンスが展示されている
■STIの佐藤公彦さんに気になるポイントを聞いた
よりスポーティな走りが楽しめるクロストレック
関西随一のチューニングカーの祭典「第26回大阪オートメッセ2023」が、本日2月10日(金・祝)よりインテックス大阪でスタートした!(12日(日)まで開催)
6A号館に入って右手にあるSUBARU/STIブースでは、今回のオートメッセが初公開となる、新型クロストレックの純正カスタマイズモデル「STIパフォーマンス」が展示されている!
そのこだわりのポイントは、一体どこにあるのだろうか? かつて2・3代目フォレスターや初代BRZなどの商品企画を担当し、現在はSTI(スバルテクニカインターナショナル)でSTIパフォーマンスパーツの企画・開発を担当する、商品企画部部長の佐藤公彦さんに直撃インタビュー!
──今回初公開された「クロストレックSTIパフォーマンス」の開発コンセプトは?
佐藤:クロストレックはオンロード志向のインプレッサに対しオフロード志向のSUVテイストなモデルですが、そのクロストレックにSTIパーツを装着することで、スポーティな使い方、楽しみ方もできるというご提案をしたいと思い、今回展示しています。
──この「クロストレックSTIパフォーマンス」は、かゆいところに手が届くチューニングが施されている印象を受けました。
佐藤:そうですね。隣に展示している新型インプレッサのSTIパーツ装着車は下まわりにもエアロパーツを装着していますが、こちらは「STIルーフスポイラー」と「STIアルミホイール 18インチ(シルバー)」、「STIパフォーマンスマフラー&ガーニッシュキット」で、性能面を含めてSTIらしさを表現しています。
見えない所では、エンジンルーム内に「STIフレキシブルタワーバー(e-BOXER用)」を装着して、少しパーツを加えることで走りをより楽しめることをご提案しています。
──とくに走りのアイテムに関して詳しくおうかがいしたいと思います。まず「STIルーフスポイラー」は、ベース車のものに対しどのように形状が変更されているのでしょうか?
佐藤:はい、大型化するだけではなく後端をダックテール形状にして、Cd値を悪化させず走りのバランスを崩さない範囲内で、空力的に操縦安定性を高めつつ、かつ見た目もスポーティにしています。昨今「空力操安」と言われているものですが、直進性を高めつつ、舵の切り始めの挙動をリニアにする効果が得られています。こちらは新型インプレッサ用と共通の形状ですね。なお、CAE解析だけではなく実車でも走行テストをして、形状と走りを煮詰めています。
──ベース車の時点でボディ・シャシー剛性は高いと思われますが、「STIフレキシブルタワーバー」を装着することで、とくにこのモデルに関してはどういう点が変わりますか?
佐藤 そうですね。本当に舵の切り始めのところがさらに素直になって、自分の運転が上手くなったように感じられると思います。