「その手があったか!」と叫ばずにはいられない!
ムーヴキャンバスのいたせり尽くせりの収納
新型ムーヴキャンバスの室内にある収納の豊富さは、こうしたクルマを愛用する女性を中心としたユーザーの声をしっかりと取り入れたものだ。たとえば、コロナ禍のいまどき不可欠なマスク置き場や、テイクアウトしたものを車内でいただきやすい、インパネがテーブルになる広々インパネを新設定したほか、先代にもあった後席左右下の引き出し式置きラクボックスはじつにユースフル。さらに、飲み物を暖かいまま維持できるホッとカップホルダーまで用意されている。
スペーシアベースの外部電源ユニット
ハイブリッド、PHV、BEVモデルの専用装備と言えるのが、AC100V/1500Wコンセント。車内外でコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、照明、電気毛布などの家電品が使え、とくにアウトドア、テレワークに威力を発揮。災害時にもあれば本当に助かるのだ。
そんなAC100V/1500Wコンセントを、ガソリン車の商用軽で実現したのが、スペーシアベース。純正アクセサリーに外部電源ユニットなるアイテムがあるのだ。ただし、ハイブリッド、PHV、BEVモデルとは違い、クルマのバッテリーから電源を取るのではなく、電源を家庭、キャンプ場の電源付きサイトから引き込む仕組み。もちろん、電源コードを、窓やドアを少し開けて引き込む……ような野暮なことにはならない。
キャンピングカーさながらのしっかりとした電源取り込み口がリヤバンパー左側にあり、ラゲッジルーム左側にAC100V/1500Wコンセントが備わるのだ。市販の軽自動車でAC100V/1500Wコンセントが使える初のクルマであり、アウトドア、キャンプ、テレワークで大活躍してくれることは言うまでもない。
レヴォーグのハンズフリーオープンパワーリヤゲート
レヴォーグの上級グレードのリヤゲートは、リヤエンブレムに手やひじをかざすだけでリヤゲートが開く新開発ハンズフリーオープンパワーリヤゲートを採用。両手に荷物を持っているとき、両手にペットをひいているときなど、もう便利この上なし。
リヤバンパー下に足を出し入れするとパワーバックドアが開閉するクルマは少なくないものの、たとえば雪上で一瞬だけでも片足だけで立つのは滑って危ない。さすが、雪国に強いスバル車ならではの便利装備と言える。ちなみに、犬の鼻を近づけても開きます……(人間や犬の体内の水分を検知しているらしい)。
シトロエンのエアバンプ
シトロエンC3などのボディサイドに、クロスオーバー感覚をUPさせるサイドパネルが付いている。じつはそれ、単なるアクセサリーパーツではなく、空気入り衝撃吸収パネルとして機能し、ドアパンチやカートなどのアタックからボディサイドを守ってくれるアイテムなのである。
もっとも、ドアパンチされた場合、エアバンプを含むパーツ自体にはキズが付くこともあるのだが、ボディそのもののキズや凹みを防いでくれるのだから、偉い。アフターマーケットパーツでも流行りそうだ。