塗るよりも手軽にボディ色を替えられる……がいいことばかりじゃない! カーラッピングのメリット・デメリットとは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■最近クルマにラッピングを施す人が増えている

■ラッピングはクルマにフィルムを貼る手法だ

■人気の理由と注意点について解説する

愛車の模様替えが容易にできる「ラッピング」

 ラッピングはクルマにフィルムを貼る手法。これまでクルマの色を変えるといえば全塗装(オールペイント)だったが、急速にラッピングが増えている。

ラッピングが増えている理由1:さまざまなカラーリングや柄ができる

 最大のメリットは細かい絵や図柄を入れられること。複雑な模様だったり、痛車のような絵を入れようと思ったとき、オールペイントだったらまずは下色を塗って、そこに順番に絵を描いていくという膨大な手間がが必要だった。

※写真はイメージ

 ラッピングはベースのフィルムにあらかじめ絵や図柄をプリンターで印刷することが可能。その印刷済みフィルムを貼っていくので、複雑な絵や図柄が遥かに簡単にボディに描くことができるようになった。

ラッピングが増えている理由2:剥がせるので元に戻せる

 フィルムを貼っているので剥がせば元通りになるのも大きなメリット。定期的に図柄を変えることもできるし、中古車として手放すときにノーマル状態に戻すこともできる。そういったことからフェラーリやランボルギーニなどの超高級車にもラッピングを施す人が増えているのだ。

※写真はイメージ

 最近ではパーツメーカーやショップデモカーでもラッピングが多い。これも定期的な車両入替時にノーマルに戻して売買できるので、高く売りやすいから。

ラッピングが増えている理由3:フィルムの性能が上がって質感もよくなった

 フィルムは急速に進化していて、ここ数年でもどんどん変わってきている。昔よりも遥かに貼りやすい=工賃が安くなりやすいというメリットもある。空気が入ってしまっても数日すると抜ける素材も多い。また、これまでは色に限りがあったり、質感や艶がイマイチなフィルムもあったが、最近ではそういった部分も大幅に進化した。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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