この記事をまとめると
■峠やサーキットでクルマの走りを楽しむという人は少数派だ
■そこで今回は街乗りでもドライビングプレジャーが感じられるモデルを紹介
■日常を豊かにしてくれる“相棒”として選んでみてほしい
街なかをのんびり走っていても楽しい!
「走りが楽しいクルマ」というと、峠道での走りだったり、サーキットを攻めてどうか、といったことが語られる場合が多いものですが、なんだかピンとこないなぁと思う人もいるのではないでしょうか? 山岳地に住んでいる人でもなければ、そんなに頻繁に峠道を走ることもないし、サーキットなんて一生ご縁がない、なんて人も多いですよね。
そこで今回は、街なかをのんびり走っていても、普段の道をいつも通りに走っているだけでも、「楽しい!」と思えるようなクルマをピックアップしてみました。
まず1台目は、ただでさえどこで乗っても楽しいと言われている日本が誇るライトウエイト・オープンスポーツカー、マツダ・ロードスター。そのなかでも普段からとくに軽やかさが楽しめる「990S」です。
徹底した軽量化によって、車両重量は990kgとロードスター最軽量を実現。スタイルをグッと引き立てているRAYSの鍛造ホイール「ZE40 RS」も、じつは1輪あたり800gの軽量化に寄与しているのだとか。前後ともブレーキ性能が強化されて、フロントにはブレンボ製の大径ベンチレーテッドディスクと対向4ピストンキャリパーを装備。
こうしてバネ下重量をしっかりと軽量化したところに加えて、走行中に0.3G以上の横Gが発生した場合にGの大きさに応じて内側の後輪に制動をかけることで、車体が斜めにロールする動きを抑えるKPCがまた、いい働きをするのです。乗ってみると、数十メートル走ったときにはすでに「なんだこの気持ちよさは!」と実感するはず。スピードなんて出さなくても、十分に楽しいのがロードスター990Sです。
2台目は、少し前まで日本での受注を停止していたのですが、ようやく再開されたルノー・トゥインゴ。全長が3645mmという超コンパクトサイズに、0.9リッター直噴ターボエンジンをリヤの荷室下に搭載しているという、RRレイアウトを採用しています。
エンジンがなくなったフロントだから、タイヤをグイッと大きく切ることができるようになって、狭いところもスイスイ走れちゃうのがまず楽しい。そして、0.9リッター直噴ターボエンジンが、もうどこを走っても面白いのなんの。制限速度40km/hの道だって、何度でもターボらしいメリハリのある加速と減速が楽しめるのです。インテリアのセンスもさすがパリっ子が絶賛するだけあって、とてもオシャレなのも気分をアップしてくれます。