この記事をまとめると
■MAZDA2が商品改良を実施
■「サンリットシトラス」「スポルト」「BD」と3グレード体制となった
■MTも継続で設定されるほか、198通りのコーディネートが楽しめる仕立てになっている
「好きを探せる相棒」として、選ぶ楽しさをアップ
1996年に初代モデルが登場したマツダ デミオは、豊富なシートアレンジや使いやすいサイズ、そして買いやすい価格などが好評を集め、当時経営難に陥っていたマツダの窮地を救ったモデルとして知られているコンパクトカー。
現在販売中のMAZDA2は、2019年7月に実施されたマイナーチェンジのタイミングでデミオからグローバルネームに改名されたモデルとなっており、登場からまもなく9年目を迎える現在でも、同クラスのライバルにはないプレミアム感を持った上質なコンパクトハッチバックとして高い評価を集めている。
そんなMAZDA2が、1月27日に大幅商品改良を実施し、さらに魅力的なモデルへと変貌を遂げた。
今回の改良では、すでに完成の域に達しているパワートレインなどは手を加えず、内外装のブラッシュアップやグレード体系の変更が主となるが、今だ褪せることがない魅力を放つMAZDA2をさらに魅力的に彩ってくれるものとなっている。
今回の商品改良では、やや複雑化してしまったグレード体系をシンプルに仕立て直し、選ぶ楽しさをアップさせたラインアップに変更された。パワートレインは従来のモデルに設定されていた1.5リッターのガソリンエンジンとディーゼルエンジンが継続搭載されている点は変わらない。
すでに従来型のMAZDA2は、プレミアム感やスポーティな走りなどは高い評価を集めているが、従来型にあった雑貨感やポップさが失われてしまっているというのはデミオ時代から同車を愛用している人であれば感じたことがあるかもしれない。
そこをカバーするために、従来モデルにもあった「Sunlit Citrus(サンリットシトラス)」をハイクオリティなプレミアムグレードとして継続設定し、スポーティグレードとしてはマツダ往年のグレードである「SPORT(スポルト)」を復活。そしてベーシックかつ選ぶ楽しさを作り上げることができるグレードとして「BD」が新設された。
「BD」は従来からのMAZDA2のイメージを大きく変えるカラードグリルを採用し、2トーンのフルホイールキャップを設定。さらにボディカラーに合わせた3種類のインパネや、ボディカラーと異なる色も選べるルーフフィルム&ドアミラーのカラーバリエーションを設定。これらのカラーの組み合わせは最大198通りのコーディネーションが存在し、自分好みの1台を作り上げる楽しみを用意しているのだ。
ホイールキャップの差し色はボディカラーに応じて標準設定のカラーは決まっているものの、このカラーの組み合わせを変更したいユーザーのために「ホイールキャップレス仕様」も用意されているため、好みのカラーのキャップを購入しても純正品が余ってしまうということがないのは嬉しい配慮と言えるだろう。