シックな雰囲気にもスポーティな雰囲気にもできる懐の深さ
とはいえ、あまりにバリエーションが多すぎるとどういう組み合わせを選んでいいか悩んでしまうユーザーが出てくるかもしれないということで、メーカーは「ROOKIE DRIVE(ルーキードライブ)」と「CLAP POP(クラップポップ)」という用品パッケージを設定。
このままの組み合わせで装着してもいいし、ここに自分らしい変更を加えてもいいという、遊び心溢れる仕様となっている。ちなみにROOKIE DRIVEに使われているオレンジの差し色は、ロードスターの30周年記念車に設定された「レーシングオレンジ」が採用されている。
またボディカラーにも「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」という2色が追加され(SPORTと15MBを除く)、MAZDA2の新たな世界観を広げてくれている。
続いてスポーティグレードとなる「SPORT」は、5代目のファミリアに設定されて以来、マツダのホットモデルに冠されていた名前で、デミオ時代にも2代目と3代目モデルに設定されていた往年の名前だ。
※画像は海外仕様車
こちらはBDとは異なり、グロスブラックのメッシュグリルや16インチの専用アルミホイール、ブラックのルーフフィルムなどが装着されており(BDでもルーフフィルムの選択は可能)、1.5リッターガソリンには「SPORT」、1.5リッターディーゼルには「SPORT+」というグレード名が与えられた。
今回の改良では3ペダルMT仕様はこのSPORT系のグレードに集約され、BDやSunlit Citrusには設定されなくなっているので、よりグレード体型がわかりやすくなったと言えるだろう。
※画像は海外仕様車
なお、従来モデルに設定されていた法人ユースをメインとした「15C(ガソリン)」と「XD(ディーゼル)」、そしてモータースポーツベース車の「15MB」は継続設定されているが、外板はBDに準じたパネルグリル仕様に改められている(ただし塗装ではなく材着)。