「ピクッと反応」したらクルマ好き確定のアルファベット「R」「RS」「Z」「GT」「X」! 独断と偏見で「代表車」を考えてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマには車名やグレード名に好んで使われるアルファベットがある

■「R」「RS」「GT」「Z」などはスポーティなイメージとしてよく使用されている

■今後はエコやEVを意味する「E」を車名やグレード名に使われる車が増えるかもしれない

スポーティさを感じさせるアルファベットが使われがち

 クルマの車名やグレード名に好まれるアルファベットがいくつかある。「R」、「Z」、「X」……と、メーカーを跨いで命名されるケースもあるが、その代表格をピックアップしてみよう。

・R

 クルマの世界で、「R」といえば「Racing」の略称と考えるのが定番だ。この「R」に他のアルファベットを加えて、「GT-R」にしたり、「RS」や「RZ」、「RX」「RR」などにするパターンもあるが、国産車で「R」といえば、やはり日産の(スカイライン)GT-Rのことだろう。

 ホンダの「タイプR」シリーズも、存在感が大きいが、「オレのRが……」で話が通じるのは、日産のGT-Rだけと言ってもいいだろう。

・RS

 続いて「RS」。ポルシェやアウディなども好む「RS」は、RennSport(レン・シュポルト)の略。ドイツ語で「純粋なレーシング(モデル)」という意味で、英語だとRacing Sport(レーシング・スポーツ)のイメージが強い。

 ほかにも、Racing Spirit(レーシング・スピリット)、Road Sport(ロード・スポーツ)などの意味もある。

 国産車でいえば、R30スカイラインの「スカイライン2000 RS」だろう。

 S20以来のツインカム4バルブエンジンが復活したR30だったが、搭載されたFJ20エンジンが伝統の直6ではなく、4気筒だったために「GT-R」のネーミングが与えられず、レーシングスポーツ=RSになったといわれている。

 もう一台はシビック。1974年、初代シビックの高性能バージョンも「シビックRS」。オイルショックに排ガス規制、増え続ける交通事故といった世相の中で、「レーシングスポーツ」と名乗ると、運輸省(現 国交省)から睨まれそうだったので、Road Sailing(ロード・セーリング)の略称として「RS」を使ったという背景がある。

 ホンダは、フィットやN-ONE、ジェイドにも「RS」を設定した。トヨタは、Runabout Sports(ランナバウト・スポーツ)の略称として、ヴィッツやクラウン、GRヤリスに「RS」グレードを用意。スズキのスイフトやスバルのレガシィにも「RS」があった。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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