車内に乾いた雑巾やウエスを用意しておくことも忘れずに
2つ目は、足首の上まで覆うタイプのスノーブーツでは、ペダル操作の時に足首が固定されてしまい、力が入りにくかったり、うまく加減が調整できないことがあります。レザーや厚めのゴムなどしっかりした素材で自立するタイプのブーツに多いので、購入する際には足首がある程度自由に動かせるかどうか、履いてみて柔らかさをチェックするといいですね。クタッとしてふくらはぎの部分が折りたためるような素材だと、運転にも支障がないと思います。
3つ目は、大きな飾りがついていない、シンプルなデザインであること。ふわふわのファーやリボン、チャームなど、飾りがついているデザインはステキですが、ペダル操作をする足もとのスペースは狭いことと、ペダルの踏み替え操作が頻繁に行われることから、万が一、その飾りがどこかに引っ掛かってしまったり、取れてペダル操作を邪魔したりすることがないとは言えません。なるべく、そうしたリスクのあるデザインは避け、シンプルなものがおすすめです。また、マジックテープで止めるタイプのものは、必ずしっかりと止めて、マジックテープが足もとのフロアマットなどにくっつくことのないように注意しましょう。
この3つの条件をクリアしたスノーシューズ、スノーブーツなら、運転しやすいものが多いと思います。あとは、車内には乾いた雑巾やウエスを用意しておくことも忘れずに。そして雪道を歩いたあとに運転席に乗り込んだら、必ず靴底を拭いて水分を除去しましょう。雨の日も同様ですが、靴底が濡れたまま運転すると、ペダルが滑る危険性があります。
また、条件など気にせず好きなスノーシューズ、スノーブーツを履きたいならば、車内に運転に適したスニーカーなどのシューズを置いておき、履き替えて運転する「置きシュー」もおすすめです。どちらにしても、雪道と運転の安全を最優先してほしいと思います。