この記事をまとめると
■シトロエン・ベルランゴ ロングとプジョー・リフター ロングが発表された
■ホイールベースを延長して3列目シートを装備したことで7人乗車が可能になった
■ボディサイズも拡大されて最大2693リッターの積載能力を手に入れた
3列シートの導入でMPVとしての魅力がアップ
日本の自動車市場でMPVは、大人数での移動と大量の荷物の運搬を可能にした汎用性の高いモデルが数多くラインアップされている。そんなMPVのカテゴリーにおいて、日本車にはない独特のスタイリングで人気を博しているのが、2020年に日本市場に導入されたシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフターだ。ユニークなフォルムだけでなく、商用車モデル譲りの積載能力の高さも兼ね備えた実用的なモデルとなっているのも魅力のひとつだ。
そんなベルランゴとリフターにロングホイールベースモデルが追加された。
最大の特徴は7人乗車できる3列シートを備えたことで、両モデルのボディサイズは、全長4770mm、全幅1850mm、全高1870mm、ホイールベース2975mmに拡大された。これは、ベルランゴのショートボディに対し、全長+365mm、全高+20mm、ホイールベース+190mmも拡大された数値となっている。一方のリフターの方も、全長+355mm、全高+20mm、ホイールベース+190mmとなっている。
ボディサイズの拡大により両モデルのラゲッジスペースも広くなり、3列目シートを取り外して2列目シートを畳めば、最大で2693リッターの荷室空間が出現する。これまで以上に長尺物の運搬にも適した実用性を手に入れている。
それではそれぞれの詳細を見ていこう。まずはシトロエン・ベルランゴ ロングから。
ベルランゴ ロングのラインアップは、ベースの「シャイン」と上級モデルの「シャイン XTR パック」の2種類。ショートボディモデルに準じた内外装となっており、ロング専用の装備品としては、リヤゲート上のリヤウィングがあげられる。
ボディカラーは、シャイン XTR パックには3色(ブランイシ、グリアルタンス、グリプラチナム)を設定し、シャインはこれにディープブルーを加えた4色が設定される。
シトロエン・ベルランゴ ロングの価格は、「シャイン」が443万3000円、「シャイン XTR パック」が455万4000円。
また、ベルランゴ ロングの発売を記念したイベントが、2023年2月3日(金)〜5日(日)まで、グリーンスプリングス立川で行われる。ベルランゴ ロングとともにシトロエンの最新モデルも展示されるほか試乗もできるため、気になる人はぜひ足を運んでいただきたい。