乗り方次第ではガソリンより安価に乗れるかもしれない
Q:一度の充電でどのくらい充電できますか?
琴條:テスラのWebサイトでは、モデルYの場合、15分で最大261km分、モデル3の場合で15分で最大275km分と紹介されているが、RWDモデルとパフォーマンスモデルでは最大充電速度が異なる。RWDの場合は、最大で170kW、パフォーマンスとロングレンジは最大250kWの出力で充電できるので、後者はV3の能力を最大限引き出せる。
Q:料金はどのくらいですか?
琴條:SCの充電料金は、日本では分単位で課金される。料金は充電スピードによって「Tier1」、「Tier2」、「Tier3」、「Tier4」料金が設定されている。それらの違いは充電スピードだ。「Tier1」は60kW以下で充電、「Tier2」61kW以上100kW以下で充電、「Tier3」101kW以上180kW以下で充電、「Tier4」181kW以上で充電、というようにスピードによって料金が変わる。具体的には「Tier1」が25円/分、「Tier2」が55円/分、「Tier3」が85円/分、「Tier4」が140円/分となっている。
Q:充電時間は30分に制限されていますか?
琴條:一般的なCHAdeMO急速充電器では最大充電時間は30分だが、テスラの充電に制限はない。場所によっては駐車時間の制限をかけているところもあるが、通常は満充電まで充電可能だ。しかし、充電完了にもかかわらず駐車したままだと超過料金がかかるので注意が必要だ。
Q:超過料金とは何ですか?
琴條:SCでは、以下の条件がそろうと超過料金が発生する。「充電が完了しているにもかかわらず、5分以上駐車したまま」、「ケーブルが挿さっている」、「その場所の半分以上ストールが使用されている」。超過料金は1分単位で、そのSCが満車でない場合、50円/分、満車だと100円/分かかる。この超過料金には上限がない。ただし、最初の1回のみ免除される。「次からは気を付けなさい」ということなのだろう。超過料金があるために、テスラのSCでの充電は回転率が良いのが特長でもあるのだ。