この記事をまとめると
■任意保険の契約更新を怠って事故を起こしても当然のことながら補償は受けられない
■更新の手続きをせずに満期日を過ぎてしまうと新規契約という扱いとなる
■等級の引き継ぎや割引の継続ができなくなり不利益を被る場合がある
任意保険の契約更新は何にも優先してすべき事項
任意保険の満期が近づくと、損害保険会社から郵送やメールなどで更新の案内が届く。それによって更新することは承知していても、日々のことに気を取られ、満期日を過ぎてしまうことはなきにしもあらずだ。一般的に、任意保険の満期日は、同日の午後4時と設定されていることが多く、これを過ぎると補償が受けられなくなる。そこで事故を起こしたら大変だ。
ただ、損害保険会社によっては、満期日のあと7日ほど猶予期間を設けている場合がある。とはいえそのことに安心してしまわず、満期日の通知が届いたらすぐに損害保険会社へ連絡し、更新の手続きを進めることを優先すべきだろう。
満期日を過ぎてしまうと、それまで無事故で割引されていた等級の得点も失い、はじめての契約という扱いになってしまう。つまり、保険料が高くなる。
そうした手間や面倒を省くため、任意保険を自動更新する特約を選ぶこともできる。補償が切れる不安はなくなるものの、改めて補償内容を見直す機会を失うことにもなりかねない。