レイズブースに並ぶ20点以上の新作ホイールは必見! まずはバーチャルで愛車に装着【東京オートサロン2023】

この記事をまとめると

■レイズはメイドイン・ジャパンを掲げるホイールメーカー

■東京オートサロン2023には新作をずらり並べた

■AR機能で愛車に履かせたイメージを見ることができる

デモカーには新型フェアレディZを用意

 新型フェアレディZ を2台、しかもレーシー仕様とドリフト仕様を擁するなど、デモカーの目立ち度でも群を抜いていたのがメイドイン・ジャパンのホイールの雄、レイズのブースだ。デモカーを手前に、20数点にも及ぶ2023年の新作をバックに、ズラリと並べた展示は、バリエーション的にも規模的にも圧巻だが、ホイールを履かせた雰囲気をイメージしやすい配置でもある。ホイールというハードの設計に加え、ソフトも心憎いほど計算されているのだ。

 まず注目株は、鍛造ホイールのハイエンドであるボルクレーシングの「GO25LC」。応力を分散する極細スポークで、リムと接合部のみ幅広に広げられ強化されつつ、肉抜きが各所に施されているという、極限まで無駄を削ぎ落とした造形が美しい。シャイニングライトメタルと、マットなガンメタルという、異なる質感仕上げを直に見比べられるのも楽しい。

 もうひとつボルクレーシングで見逃せないのは、名作「TE37」の豊富なバリエーション展開だ。なかでも「TE37XTR」はスポークにグルーブ彫りと肉抜き穴を施し、本格4×4やSUVにも似合いそうな、ラギッドなデザインが新鮮だ。

 また軽量でコントロール性の高さを誇るドリフト系スポーツホイールの定番、グラムライツの今年の要注目カラーは、マッハイエロー。RZ34のデモカーに装着されていた6本スポーク・モデルの「57DR」に加え、5本スポークの「57CR」もラインアップされ、それぞれ微妙なようでガラリと異なる雰囲気を、装着デモカーのすぐ背後にホイール単体がズラリ出揃うことで確認できる。

 もうひとつレイズならではの親切かつ痒いところに手が届く設計は、ARホイールシミュレーターが用意されていること。ブースで配布されている新作カタログ上の、QRコードを読み込むと、ブラウザ上でホイール各モデルのARが起動する。ホイール画像をピンチやズームで拡大・縮小、移動や角度調整をすることで、カメラを通じて自分のクルマに重ね、検討中のホイールをヴァーチャルに試し履きすることができるのだ。この2023年新作のQRコードは、ブースを離れた後でも自分の愛車を前にして遊べる、あるいは真剣に検討できるツールなので、是非とも忘れず手元にキープしておこう。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

-

愛車
アウディA6(C5世代)
趣味
ランニング
好きな有名人
コロッケ、サンシャイン池崎

新着情報