WRCワークスドライバーのシグネチャーモデルも着々と進行中
続く注目株は「GRヤリス RZハイパフォーマンス」のシグネチャーモデル2台。WRCでTGRのワークスドライバーを務めるセバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手、それぞれが監修した車両セッティングが施されたスペシャル・エディションだ。いずれもコンセプト段階ゆえ、発売時期と車両詳細は今後公開される。
現時点で確認できる内容としては、まずオジエ版がシルバーの専用ボディカラーに大型リヤウイング、ブルーのブレーキキャリパーにホイールにも専用の仕着せ、WRCチャンピオン・デカールが施される。内装もブルー/ホワイト/レッドの専用色ステッチとなる。機構面では、エンジントルクが390Nmに向上し、4WDモードセレクトスイッチにセバスチャン・オジエ・エディション専用制御が追加されているという。
ロバンペラ仕様についても、ボディカラーとリヤウイング、ブラックアウトされたホイールといった専用外装が与えられるが、ブレーキキャリパーはレッド。こちらも390Nm仕様で、4WDモードセレクトスイッチでロバンペラが煮詰めた専用の制御が選べる。
また、レクサスはスーパー耐久の水素エンジン開発ドライバーである佐々木雅弘選手のプロデュースによる「RZスポーツ コンセプト」を披露。ハチロクで鍛えられたという同選手が、レクサス初のBEV専用モデルであるRZをどうカスタマイズしたかというところが焦点だ。
150kWの高出力モーターを前後に搭載し、専用のエアロパーツで武装しつつ、車高は35mmローダウンしてインチアップタイヤを履かせ、トドメに内装は4座バケットシート仕様となっている。
佐々木選手のハチロク・トレノも同じくブース内に展示されており、じっくり見比べるのも一興だ。