この記事をまとめると
■「東京オートサロン2023」に併催される「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」にトヨタがブースを出展
■ブースのテーマは「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」
■オフロード＆アウトドアをイメージしたコンセプトカーを4台展示
車高アップとギアの追加でアウトドア感マシマシ
2023年1月13〜15日に千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」。じつは同日同会場では、アウトドアを取り巻く最先端のギア・ライフスタイル・観光・乗り物・エコロジーを体験できる大博覧会、「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」も開催されていた。そしてこちらにも、トヨタ＆LEXUSはブースを出展し、アウトドアライフスタイルを提案するモデルを展示した。
「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」のトヨタ＆LEXUSブースのテーマは、「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」。それでは展示車両を見ていこう。
ブースの前面、向かって左側、会場の入り口に近い場所に展示されていたのは、2022年の東京オートサロンにて公開されたROVコンセプトの第2弾となるLEXUS ROVコンセプト2だ。
コンパクトなボディとROV（Recriational Off Highway Vehicle）ならではの悪路走破性を備え、乗用車では味わえない走行体験を提供してくれる。また、水素エンジンを採用しており、環境への配慮とリアルなエンジンの鼓動を感じ取れるのもポイントで、自然と共生しながら、走りを楽しむライフスタイルを実現してくれる。
また、どんな厳しい路面でもパンクなしで走り抜けることができるよう、エアレスタイヤを装着しているのも見逃せない。
LEXUS ROVコンセプト2と並んで展示されていたのは、レクサスRX450h+をベースに、上質で楽しいアウトドアライフをサポートしてくれる車両としてカスタマイズされたLEXUS RXオフロード・コンセプトだ。
自然と調和したアースカラーの「レゴリス」をボディ色に採用し、ルーフトップテントを装備。EV＆HEV走行によるCO2排出を抑えた環境性能と、電動モーター駆動による低ミュー路面での安心の走破性を両立した、地球に優しいどこでもキャンプ仕様となっている。
LEXUS RXオフロード・コンセプトをさらにタフにしたような仕様なのは、北米などで展開されているランドクルーザープラドのレクサス版GX460をベースに、オーバーランダー仕様に仕立てたLEXUS GXオフロード・コンセプト。
ルーフトップテントやフロントスキッドプレート、電動ウインチなどにより、どんなに過酷な地形の遠く離れた目的地にも確実に送り届けてくれそうな頼もしいモデルとなっている。
そしてブースの最奥に展示される最後の1台が、トヨタ・クラウン・アウトドア・コンセプト。
2022年秋にデビューしたクラウンクロスオーバーをベースに、多様化するライフスタイルに応える選択肢として車高のアップとルーフレールの装着を実施。アウトドアでの実用性を高める専用パーツによるカスタマイズが、クラウンの新たな可能性を提案する。
スポーツイメージを前面に押し出した「東京オートサロン2023」のトヨタブースも魅力的だったが、それとはまったく異なるコンセプトとなった「TOKYO OUTDOOR SHOW 2023」のトヨタ＆LEXUSブース。LEXUS＆トヨタが、アウトドアカスタムのベースとしても高いポテンシャルを有していることを、見事なまでに証明してくれた。