人気の新型車は装備も充実!
国産最新スポーツカーの日産フェアレディZもなかなかだ。日産最新の360度セーフティとまではいかないものの、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、インテリジェントクルーズコントロール、2台前を走るクルマを常時監視する前方衝突予測警報FCW、車線逸脱警報LDW、ヒルスタートアシスト、後側方車両検知警報BSW(いわゆるブラインドスポットモニター)、後退時車両検知警報RCTA、踏み間違い衝突防止アシスト(9M-ATx)などを用意。スポーツカーにも「やったね日産」である。
もちろん、1300万円オーバーのレクサスLC級にもなれば、Lexus Safety System+なる基本的な先進運転支援機能が当然のように標準装備されている(レクサス、トヨタの最新バージョンではないが……)。
ところで、カタチは86やスープラのようなスポーツカールックではないものの、中身はスポーツカーそのものと言えるスバルのWRX S4ともなれば、アイサイトどころじゃない最先端の高度運転支援システムのアイサイトXをEXグレードに標準装備。
アイサイトの充実したコアテクノロジー、ブラインドスポットモニターを含むアイサイトセーフティプラスに加え、アイサイトXとして渋滞時ハンズオフアシスト、渋滞時発進アシスト、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ手前速度制御、料金所手前速度制御、ドライバー異常時対応システムなどまで用意されるのだから、スポーティなクルマの先進運転支援機能としては完璧と言っていい。これは日本仕様が2ペダルのCVT=スバルperformanceトランスミッションSPTを採用しているところが肝となる。
そうそう、ホンダのシビックタイプRも中身はスポーツカーだが、6速MTにして先進運転支援機能のホンダセンシングを標準装備。その内容は衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、近距離衝突軽減ブレーキ、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、オートハイビーム、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム、後退出庫サポート、ドライバー注意力モニターなどに及ぶ。
スポーツカー、スポーティカーでも、そうした先進的な安全装備、運転支援機能がついたクルマもある時代になったというわけだ。ちなみに輸入スポーツカーでも、BMW Z4などは先進運転支援機能が充実している。