エンジンなども大幅に変更されてパワーアップ! トヨタの看板車種「カローラ」の魅力を解説 (2/2ページ)

ライフスタイルに合わせて選べる豊富な4モデル

カローラシリーズ一覧

 ここまで一部改良での変更がどのように施されたかを説明していきましたが、生まれ変わったカローラ、カローラツーリング、カローラスポーツなどを改めて紹介していきます。

・カローラ

価格:199万〜299万8000円
ボディサイズ:全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、ホイールベース2640mm

 1966年に登場した初代から現在まで販売され続けているカローラシリーズの基幹モデル。

 先代は国内モデルをグローバルモデルとは別物として開発しましたが、現行モデルは先に紹介したようにプラットフォームを統一しました。

 セダンの荷室容量はガソリン、ハイブリッドともに429L。ボディサイズを考えるとかなりの大容量なセダンです。

・カローラツーリング

価格:207万〜304万8000円
ボディサイズ:全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mm、ホイールベース2640mm

 セダンをベースに開発されたツーリングワゴン。先代はフィールダーと名付けられていましたが12代目から名称が変更されました。

 荷室容量はデッキボードがセダンより床が高いため325L。ただし、リヤシートを倒すと最大800Lの大空間が現れます。ガソリン、ハイブリッドで容量に差がないところはユーザーとして嬉しいポイントです。

カローラスポーツ

価格:199万〜299万8000円
ボディサイズ:全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mm、ホイールベース2640mm

 12代目カローラとして最初に販売されたのが5ドアハッチバックのカローラスポーツ。従来、オーリスとして販売されていたモデルで、国内では新たな名称となりました。

 骨格はセダンやワゴンと同じGA-Cプラットフォームを使用していますが、全幅は1790mmとグローバルモデルと同じワイドボディを採用しているのが特徴です。

 2リッターエンジン搭載や低重心のワイド&ロースタイルを強調するスタイリッシュなフォルムを採用するなど、カローラファミリーでもっともスポーティな印象を与えるモデルとなっています。

カローラクロス

価格:199万9000〜319万9000円
ボディサイズ:全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm

 歴代カローラで初となるSUVのカローラスポーツ。国内での販売より先に東南アジアで先行し販売されていました。

 日本での販売は2021年9月から開始され、海外モデルとは違う専用のフロントマスクを装備。東南アジアで販売される同車がワイルド志向であるのに対して、国内向けはアーバンSUV的な雰囲気に仕立てられています。

 ボディサイズは全長がベースとなるセダンやワゴンと同様の4490mm。ただし、全幅は1825mmとかなりワイドになりました。

 パワーユニットはセダンなどとは違い変更なし。ガソリン車が1.8リッター直4エンジン、ハイブリッドは改良前のカローラに搭載されていたものと同様です。

 インテリアはセダンやワゴンと基本レイアウトを共有していますが、SUVらしい佇まいに仕立てられています。ラゲッジルームもワゴンより容量が大きい487L。ユーティリティ性能が高められています。

まとめ

 一部改良とはいえ、パワーユニットを刷新するほどの変更が施されたカローラ。今回の改良で最新のパワーユニットを搭載したカローラファミリーは大きく進化しました。

 セダン、ツーリングとも、いまや貴重となった国産コンパクトセダンでありステーションワゴン。このまま進化を続けていって欲しいと切に願います。


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