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トヨタがプラグインハイブリッドの表記を「PHV」から「PHEV」に変更! たった「1文字の追加」に込められた重要な意味 (2/2ページ)

トヨタがプラグインハイブリッドの表記を「PHV」から「PHEV」に変更! たった「1文字の追加」に込められた重要な意味

この記事をまとめると

■トヨタがハリアーにプラグインハイブリッドを導入したのを機にその表記を「PHEV」に変更した

■かつてトヨタは「PHV」の表記を採用しており、ハイブリッドカーの延長であるという姿勢をとっていた

■EVが普及してモーター駆動の魅力が拡散したことで「PHEV」へと表記変更したといえそうだ

電動車であることを明確にするために「PHEV」へと表記変更

 トヨタはハリアーにプラグインハイブリッド車を追加したところで、その表記をPHEV(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル)へと変更した。これに伴い、それまでPHV(プラグイン・ハイブリッド・ヴィークル)の表記であったRAV4も、PHEVとしている。

 PHVからPHEVへの表記変更について、トヨタ広報は「電動車であることを明確化するため」と回答し、同時に「海外と表記を統一するため」でもあるという。

 プラグインハイブリッド車は、2代目プリウスの時代に米国カリフォルニア州で電気自動車(EV)に精通した消費者が、荷室床下に追加バッテリーを車載してプラグインハイブリッド化して自慢したことにはじまる。

 カリフォルニア州では、1990年からZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)法が施行されたが、量産市販EVはなかなか登場していなかった。そうした折、HVとはいえ市販車でモーター走行も多少できるプリウスの存在は、EV愛好者でコンバートEV(エンジン車からの改造車)などを通じて電気の知識を得ていた人々に、より長いモーター走行を手に入れる手段として好材料となったのだ。

 そしてトヨタは、3代目プリウスでPHVのリース販売を2009年にはじめ、12年から広く一般へ市販した。

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