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アフターパーツが自動車メーカーに多大なる影響を及ぼした! いまでは当たり前装備の「ドリンクホルダー」の歴史 (1/2ページ)

アフターパーツが自動車メーカーに多大なる影響を及ぼした! いまでは当たり前装備の「ドリンクホルダー」の歴史

この記事をまとめると

■社外ドリンクホルダーの歴史を深掘り

■日本で最初に後付けのドリンクホルダーが販売されたのは1977年と言われている

■時代に合わせて紙パックやペットボトルが入るように進化してきている

45年以上の歴史があるドリンクホルダーの世界

 今やどんなクルマにも純正で備わっているのが当たり前であるドリンクホルダー。この装備は自動車が誕生したヨーロッパではなく、日本発祥の装備と言われている。知らぬ間に当たり前となっている装備だが、登場当初はカー用品のようなアフターパーツでの登場であった。このドリンクホルダーの歴史を紐解いていく。

登場は1970年代後半

 ドリンクホルダーが日本で登場したのは1977年のこと。今でもドリンクホルダーをはじめ、さまざまなカー用品の製造販売をしているカーメイトからであった。そのアイテム名は「ZAX14」。これはドリンクホルダーというよりも、インテリアのトータルコーディネートとしてカーメイトが提案したアイテム「ZAXシリーズ」のなかに1つのアイテムとしてドリンクホルダーが存在した形だ。なので、当初はドリンクホルダーを大々的な売りとしていたわけでなかったという。

 ドアかけタイプのこのドリンクホルダーは、品番こそ変わっているものの基本的な形は変えず現在まで1200万個を販売する大ヒットアイテムとなっている。ドリンクホルダーがヒットしたのは当時自動販売機の普及が進み始めていたのもあったとか。もともとこのドリンクホルダーは海外の類似品にヒントがあったとされているらしいが、大量生産品としてはこのアイテムが世界初とされている。ここからクルマ用のドリンクホルダーというアイテムが始まったと言えよう。

 このカーメイトのドリンクホルダーのヒットを受けてか、1980年代、国産車では純正でもドリンクホルダーを装備するクルマが増え、現在まで続いていくことになる。

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