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周りのクルマがやってるから……なんとなくでやってない? 「ワイパー立て」「サイドブレーキ下ろし」雪の日にやる行動の意味とは (2/2ページ)

周りのクルマがやってるから……なんとなくでやってない? 「ワイパー立て」「サイドブレーキ下ろし」雪の日にやる行動の意味とは

この記事をまとめると

■降雪の際、クルマのワイパーを立てる人をよく見かける

■サイドブレーキを下ろした状態で駐車するという人も

■これらの行為にはどんな意味があるのだろうか?

ワイパーを立てるのは張り付きを防ぐため

 今季の冬は、各地で大雪に見舞われ、生活、交通に大きな被害を与えている。まだ雪が降っていない都会でも、いつ、大雪に見舞われるかわからない。そこで、とくに降雪になれていない自動車ユーザーが、雪予報が出た時点で、なにをすべきかを解説したい。あくまで、降雪に慣れていない地域のユーザー向けである。

 まずは、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備ができていないなら、クルマでの外出は厳禁だ。ちょっとそこまで、家のまわりにはそれほど雪が積もっていない……という場面でも、雪道をなめてはいけない。サマータイヤのままであれば、ちょっとした積雪でもスリップする可能性大。危ない、危ない……。

 で、降雪予報前の準備として、昔からよく言われているのが、「ワイパーを立てろ」である。が、今どきのクルマはワイパーが立てられない構造になっている車種も少なくない。「ワイパーを立てろ」というのは、ワイパーブレードとウインドウガラスの凍結による張り付きを防ぐためだが、立てられればそうするべきだが、立てられないワイパーだったらどうする? べストアンサーは、カー用品店や通販で1000~3000円程度で手に入るフロントウインドウカバー(霜除け、凍結防止カバーなどとして売られている)を使うこと (大きさを愛車のフロントウインドウに合わせて購入すること)。それだけでも、フロントウインドウへの直接の積雪が防げ、スクレーパーや解氷剤を使うことなく、カバーを外すだけでフロントウインドウの視界が確保できるというわけだ(JAFユーザーテストでも実証済み)。

 その入手が間に合わなければ、なんらかの撥水性のあるシートにひもをつけて、ドアミラーにくくるなどして、フロントウインドウをしっかりと覆っておけばいい。それもない!! というなら、ウインドウ撥水剤が代案策となる。あらかじめ撥水剤を塗布しておけば、ある程度、凍結を防ぐことができるのだ(完全に、ではないが、スクレーパーなどで除去しやすくなる)。

 もちろん、サイドウインドウやリヤウインドウの除雪用に、スクレーパーなどを”車外に”用意しておくことに越したことはない(クルマに乗ったら車内に)。

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