この記事をまとめると
■クルマを所有する人にはさまざまな傾向がある
■使用年数も人によって大きく異なる
■愛車を「すぐに買い替える人」と「長く乗り続ける人」の特徴を解説
平均車齢は8.84年! 1台のクルマを長く乗る人が増えている
クルマが好きか、それほどでもないか……をはじめとして、オーナーにはさまざまな傾向があります。「すぐに買い替える人」と「長く乗り続ける人」の傾向もそのひとつに数えられそうです。
さまざまなオーナーさんを取材してみて「すぐに買い替える人」と「長く乗り続ける人」にはある程度の傾向があるように感じます。とはいえ、それはあくまでも「それぞれの傾向をまとめたもの」であり、どちらかに優劣をつけるつもりはありません。
一般財団法人 自動車検査登録情報協会が公表しているデータによると、2021年(令和3年)3月末の乗用車3,918万1,501台(軽自動車を除く)の平均車齢は8.84年。この「平均車齢」とは、人間でいうところの平均寿命。初年度登録から約9年あたりのクルマがもっとも多いことを意味します。これは10年前と比較して1.10年延びており、それだけ1台あたりのクルマの使用年数が総じて長くなっているわけです。
たしかに、車両本体価格は高くなる一方、数年くらいではクルマも壊れない。一昔前のクルマでもそれなりに燃費が良い、そしてまとまった出費が痛いなどなど……。よほどの理由がない限り、買い替える理由が見つからないことも事実です。
では「すぐに買い替える人」と「長く乗り続ける人」の傾向にはどのような違いがあるのでしょうか。
「すぐに買い替える人」の5つの特徴
1)新しいモノ好き
気になるニューモデルはすかさずチェック! イノベーター理論でいうところの「イノベーター(革新者)〜アーリーアダプター(初期採用層)」くらいまででしょうか。もっとわかりやすい表現はいわゆる「人柱?」。これはもはや特徴というより性分かも。
2)熱しやすく冷めやすい
契約前後から他のオーナーのレビューやYouTubeで関連動画をくまなくチェック。納車時のハイテンションはどこへやら? 納車された直後には割とあっさり平常モードに。ひょっとしたら異性関係も同じかも?
3)移り気
納車待ちの間に次の愛車候補を探しているというツワモノも。割合、高級車オーナーに多い気がします。甲斐性がある方ならではかも。
4)割り切り上手
クルマはあくまでも日常の足であり、道具。壊れたら直さず買い替える。初回(次回)車検の前に買い替える。何となく気が変わったら買い替える。深入りしないのも処世術のひとつかも。
5)今度のクルマは10年乗る! が口癖
単刀直入にお聞きします。「今度のクルマは10年乗る」と宣言して公約を守った人、まわりにいますか? 少なくとも、私のまわりにはいません(笑)。