より洗練された外観と内装
ウルスと一線を画す外観デザイン
ウルスSはウルスの改良版となりますが、外観にはいくつかの変更点があります。
大きな変更点はフロントグリルとバンパー、そしてリヤバンパー。
フロントグリルには水平方向のシンプルなフィンを装備。新デザインとなったフロントバンパー下部にはステンレスのスキッド・プレートが装着されました。またボンネットにエア・アウトレットも設置されています。
その他、ルーフにはカーボンパネルを設定。リヤバンパーにはスリットの形状が変更されバンパー下部はマットブラックに仕立てられたほか、オプションでマットブラックのテールパイプを選択できるようになりました。
最新装備搭載の内装デザイン
エクステリア同様、インテリアデザインも変更されています。
ペルフォルマンテと同じ2トーントリムやコントラストカラーを新たに設定。高級SUVにふさわしいモダンラグジュアリーを表現しました。
いまどきの高級車に備わっていてほしいコネクティビティも拡充。コネクテッド・ナビゲーションをはじめ、スマートフォンによるセキュリティ管理などにも対応しています。
気になるお値段は?
このテーマの執筆時の話となりますがウルスSの国内販売価格はまだ決まっていないようです。
ただEUでは19万5538ユーロ(約2820万円)から販売されていますので、国内仕様の価格は3000万円くらいにはなるでしょう。
ランボルギーニの初代SUV ウルスとは
2018年に登場したウルスは、ランボルギーニにとって初めてのクロスオーバーSUVとして開発されました。
ランボルギーニはウルスをスーパーSUVと名乗っています。
プラットフォームはフォルクスワーゲングループに属するポルシェ・カイエンやアウディQ7などと同じPL73と呼ばれるシャシーを使用。ただし、それらのモデルとは異なり1638mmと際立って低い全高を備えているのが特徴です。
パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。リヤシートが2座独立式4人乗りと3人掛け5人乗りが選択できました。
ウルスの登場によりランボルギーニの販売台数は飛躍。2020年には7430台と、ウルス登場前の3815台から大きく伸びていることがわかります。
ちなみにランボルギーニ初となるSUVは1981年にデビューしたLM。プロトタイプがチーターと名付けられていたLMは米陸軍向けの四輪駆動車として開発され、1992年まで生産されました。
まとめ
世界的なSUVブームのなか、スーパーカーメーカーとして名高いランボルギーニが開発したのがウルス。ただ、やはりランボルギーニが手掛けたSUVはひと味違うことがわかります。
今後、ウルスがどのように進化していくか、また別のSUVモデルが登場していくかなど興味はつきません。