マニアの会話が真実とは限らない! プロが教える「イジったクルマ」が本当に注意すべきこと4つ (2/2ページ)

迷惑をかけない乗り方ができる人こそカッコいい

3)暖気は秒で終了させて目的地に到着したら即エンジン停止

 合法範囲のマフラー交換でも、周囲からすれば音が大きなクルマと認識されているのは間違いない。チューニングカーは迷惑にならないというか目立たないことが一番なわけで、できればエンジンをかけたらなる早で出発するようにしたい。

 暖気自体はゆっくりと走りながら温めていく。エンジンだけでなくミッションなどもゆるやかに走りながら暖気したほうが、それぞれ適温になってくれる。それからコンビニやSA/PA、友人宅でも到着したらすぐにエンジンは止めたい。意外と始動時には気を使っている人も、目的地についてすぐにエンジンを止めない人も多いのだ。周囲にしたらうるさいだけなので、エンジンはとっとと止めるべし。

 ターボ車ではアフターアイドリングが必要と言われるが、サーキットで全開走行からピットインでもしない限りこれも不要。むしろアイドリングで低い油圧でエンジンをまわし続けることでダメージを与える可能性もあるので、早めにエンジンを止めよう。

4)駐車するときはできるだけ周囲にクルマのいないところへ

 ワイドボディ化していたり、タイヤがギリギリまで外側に出ていたり、エアロパーツがついていたりと、チューニングカーはなにかと幅を取りがち。しかも、そのいずれも高価なパーツである。駐車するときはとにかく周囲にクルマのいないところに止める。

 ちょっと幅が広いだけだが、まわりの人からしたら駐車場から出にくいかもしれない。それにぶつけられて悲しくなるのはこちらなので、無用なトラブルを防ぐためにもちょっと歩くかもしれないが、遠いところに止めるようにしたい。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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