この記事をまとめると
■クルマをカスタムした際に注意したいポイントを紹介
■段差などに気をつけてクルマを動かさないと最悪廃車レベルの故障を起こす場合もある
■エアロなどを組んでいるクルマは周囲の環境を気にしてトラブルを回避しよう
クルマをカスタムしたら普通のクルマのように乗るのは厳禁
自分のためにも周囲のためにもチューニングカーに乗るならいくつか気をつけたい部分がある。ほんのちょっとの心配りで愛車にもまわりにも優しくできるのだ。
1)段差を超えるときは優しく!!
駐車場から出るとか、ちょっとした段差を超えるときは優しく優しく乗るようにしたい。車高が低いクルマであれば、バンパーなどを擦るリスクはもちろんだが、扁平タイヤに大径ホイールを履いているとリムを打つリスクもある。これによって、タイヤがパンクする可能性もあるし、ホイールが歪むこともある。
さらには、車高が低い影響でオイルパンをヒットすることもありえる話。また、オイルフィルターが下向きの車種の場合、そこにサンドイッチブロックで油温、油圧計などを付けていると、そこが最低地上高になっている場合がある。
段差だけでなく、クルマ止めやコインパーキングの踏み板などを変な位置で踏んでしまうと、サンドイッチブロックやオイルパンがぶつかることだってなきにしもあらず。もしも当たったら即エンジンを止めないとブローにつなるがる可能性が高い。慎重に段差などを超えるようにしよう。
2)タイヤの空気圧調整は頻繁に
チューニングカーと言うと、低扁平のタイヤを履いているクルマも多い。そこで気をつけたいのが空気圧。低すぎるとリムからタイヤが外れたり、高速道路を走行中にスタンディングウェーブという現象が起きてバーストしてしまうこともある。
かといって高すぎる空気圧は乗り心地に悪影響を与える。もともと車高調なので乗り心地はハードめになっているところに、空気圧がパンパンだとさらに乗り心地は悪化してしまう。寒くなってくるとグッと空気圧も下がってしまう。また、サーキットで空気圧調整してそのままだと普段乗りがとても低いことになっていることもある。
規定の空気圧から0.1~0.2kg/cm2ほど高めにすると、快適に普段から走れるようになる。しかし、気をつけたいのはガソリンスタンドのエアゲージは結構誤差が大きく、0.2kg/cm2くらいは簡単に変わってしまうこともある。なので、空気を入れたら自分のエアゲージで確認することがオススメだ。