この記事をまとめると
■MIRAIが一部改良を実施した
■ユーティリティの強化としてディスプレイや通信関連に改良を実施
■フロントガラスも新しい仕様のものとなっている
プレミアムセダンの名に相応しく装備面をさらに充実
現段階では世界で唯一となる、水素をパワーソースとするセダンがトヨタのMIRAIだ(SUVでは韓国のヒョンデからネッソがリリースされている)。同モデルは、まだまだ水素ステーションが普及していないのにも関わらず、すでに2代目モデルとなって販売が継続されている。また、トヨタのプレミアムブランド「レクサス」のフラッグシップセダン、LSをベースとしていることから、静粛性や質感や乗り心地は文句なしと、プレミアムセダンの名に相応しい仕立てとなっているのも特徴だ。
そんなMIRAIにこの度、一部改良の手が入った。
今回は、インテリアの一等地に装備されるディスプレイオーディオが進化し、「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」を搭載することとなった。これにより、全画面表示が可能な高精細HDワイドディスプレイを採用している。また、クルマがWi-Fiスポットになる「車内Wi-Fi」も導入されることとなった。
そのほかの改良として、フロントドアガラスにIRカットと高遮音性の機能を追加し、さらに静かな車内空間を実現することにも成功している。
そしてさらにもうひとつ機能が追加されている。それが、MIRAIに搭載されている高度運転支援技術Toyota Teammate[Advanced Drive]に、他車の死角領域に配慮しながら走行するという機能の追加だ。これにより、さらに安心安全な運転をすることが可能となっている。詳しい機能は以下のURLから確認して頂きたい。
https://toyota.jp/safety/scene/highway/index5.html
価格は710万6000~860万円だ。
水素ステーションの使い勝手などに関する課題はまだあるにしろ、搭載されている機能やシステムを考えたら、MIRAIはかなりのバーゲンプライスとなっているので、最先端のクルマを体験してみたいユーザーは、ライフスタイル次第ではMIRAIを選ぶという選択肢も大いにありだろう。