スズキやダイハツの軽とコンパクトカーは比較的納期が短い
日産は2022年に新型車を活発に投入して注目されたが、サクラ、エクストレイル、フェアレディZ、アリア、リーフの受注を停止している。販売店では「新型車の場合、納期が1年以上に遅延して、仕方なく受注を停止させた。サクラは12月下旬には受注を再開する予定だが、納期は不明だ」と述べた。
マツダではCX-60が話題の新型車だ。販売店によると納期はパワーユニットによって異なり、2022年12月中旬に契約した場合、「ディーゼルのXDハイブリッドの納期は2023年2月から4月、プラグインハイブリッドも2月、ハイブリッドを装着しないノーマルタイプのディーゼルは3月、ノーマルタイプのガソリンエンジンは5月」だという。パワーユニット別に納期を区分して効率を向上させている。このほかスバルのソルテラは、2022年12月中旬に契約して、納車されるのは2023年6月頃だ。
逆に納期の短い車種をトヨタの販売店に尋ねると「ダイハツが生産するルーミーとパッソは比較的短く、2022年12月中旬の契約で2023年の3月から4月には納車できる」という。スズキでは「ワゴンRなら納期は2カ月から3カ月、スペーシアでも4カ月で納車できる。スグに納められる在庫車もある」とのこと。つまり納期を短く抑えたい場合、スズキやダイハツの軽自動車とコンパクトカーはねらい目だ。
このほかトヨタの場合、定額制カーリースのKINTOを使うと、ノア&ヴォクシーが1.5〜2カ月で納車される。KINTOでは所有権は手に入らず、契約期間が満了すると車両を返却する。従って購入とは異なるが、使用を早期に開始することは可能だ。KINTOに納期が短い理由を尋ねると「車両の需給システムが販売店とは異なり、装備内容も違う。そのために契約から納車までの期間も異なる」と返答された。