カッコイイの声だらけ! 新型プリウスが高評価を得る「王道デザイン」の秘密とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■世界初公開された新型プリウスのデザインが話題

■なぜ評価が高いのか、プリウスらしさはどこにあるのかをチェック

■各部に歴代モデルのデザインが活かされている

プリウスの特徴「モノフォルムシルエット」が活かされたデザイン

 11月16日に世界初公開された新型「プリウス」のデザインが話題です。当初は戸惑いの声も聞かれましたが、少し落ち着いたいまでは「カッコいい」という意見がもっぱらです。では、新型のデザインはなぜ評価が高いのか、プリウスらしさはどこにあるのか、あらためてチェックしてみましょう。

「カッコいい」のど真ん中を行くプロポーション

「カッコよさ」の理由は、まずそのスタンスにあります。現行比で25mm長い全長に対し、ホイールベースは50mmも拡大。さらに20mm広く、40mm下げたボディは「長く、広く、低く」というカッコよさの公式そのもので、長いホイールベースは強い踏ん張り感を生んでいます。そもそも、プリウスの特徴である「モノフォルムシルエット」自体がスタイリッシュさを感じさせるフォルムですから、効果は倍増なワケです。

 さらに、真横から見るとルーフのピーク位置が変わったことがわかります。現行型は空力性能の追求からピークが前寄りでしたが、これが後方に移動しました。結果、荷重がリヤタイヤに掛かったように見え、強い安定感を得ているのです。

 このシルエットは、いまだ中古車市場で人気の高い3代目に近いと言えます。シャープなキャラクターラインによる前傾姿勢が特徴の3代目は、極めてバランスのいいボディでしたが、新型は3サイズこそ異なるものの、その基本シルエットに戻ったとも言えます。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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