この記事をまとめると
■消耗品に社外品を使用するメリットや注意点などを紹介
■純正品より安価な場合も多く、街乗りレベルでは問題になることは少ない
■社外品を選ぶ際は、純正で指定されている規格などに沿っているか気をつけよう
消耗品は純正品ではなく社外品で代用しても大丈夫なの?
消耗品はクルマに乗る上で必要になるもの。もっとも頻繁に交換する必要があるのはエンジンオイルだろう。5000~1万kmくらいを目処に交換することになるが、純正品が良いのか社外が良いのか。もちろん純正品なら間違いはない。
社外品のオイルに変えて、よりエンジンをいたわろうという気持ちから社外オイルを入れる人も多いが、一概にそれが良いかは微妙。純正オイルはもちろん徹底的なテストをしているので、必要であり十分な性能を持っている。アフター品のオイルではそれ以上の性能を持っているものが多数あるが、そのクルマに適合した規格かは確認が必要。
最近の直噴ターボエンジンではノッキングが起きやすい環境にあり、それを防ぐためにAPI規格のSN規格以降に登場した規格のものを使用することなど、車種ごとに使用オイルの規格が定められている。高性能なオイルだからといってそういった規格に適合しているかは別の話なので使用する前に確認が必要だ。
最悪の場合、エンジンが壊れる可能性もあるし、そのときに新車保証が使えないことなどもあるので、よく確認してから使用したい。
ブレーキパッドやローターも交換頻度の高い部品のひとつ。普通に乗るならダストも少ないので純正パッドの総合性能が高い。より安価な純正同等品パッドもあり、それらでもまず問題はないので、交換時に指定するのもありだが、純正パッドに比べて差額は数千円といったところ。
坂道の走行が多いとか、荷物をたくさん積むのでもう少し効かせたいというなら、アフター品の制動力が高めのものにするのもあり。若干高いが相応の性能は得られる。
輸入車では、純正パッドのダストが多くて困るという話もよくある。ハイスピード走行に対応するためにダストの出やすい金属成分の多いパッドが使われているのが大きな原因。日本で普通に走っているなら、そこまで耐熱性のあるパッドである必要はないので、あえてアフター品のノンアス系やオーガニック系と言われるパッドにするとダストも減って掃除が楽になる。価格も純正と比較してお手頃なケースが多い。