なぜか速いと違和感がなくなる不思議! 「痛車」がモータースポーツ界で大暴れしていた (2/2ページ)

ジムカーナやラリーでも大活躍中!

 ちなみに初音ミクを装飾した痛車は全日本ジムカーナ選手権でも活躍しており、蛯原輝彦が「DIXCEL初音RノートeP」を投入。2ペダル車両を対象にしたJG10クラスで活躍しており、第3戦のタマダで6位につけた。

 そのほか、全日本ジムカーナ選手権では数多くの痛車が活躍しており、JG5クラスでは、いながわひろゆきが工具を擬人化したキャラクターであるニパ子をデザインした「BSITTZGDニパ子ヤリス」を投入し、第5戦の砂川を制覇。

 さらにJG4クラスの坂中真一郎は焼結合金摩擦材、セラメタのイメージキャラクターをデザインした「Motysコサ犬YH渦CR-X」を武器に第6戦の岡山で4位に入賞したほか、JG2クラスの久保田尊治もセラメタのイメージキャラクターをデザインした「BSMotys渦RACシビック」を武器に第2戦のエビスで5位につけるなど上位争いを展開していた。

 一方、全日本ラリー選手権に目を向ければ、PLUM諏訪姫Garage-1 RACING TEAMの八田新一/加藤芳皓が長野県諏訪市の公認萌えキャラ、諏訪姫をデザインしたロードスターでJN3クラスに参戦したほか、同チームのクロエリ/井上草汰も同じく諏訪姫カラーのロードスターでJN5クラスに参戦。ともにスポット参戦で目立った成績を残せていないが、それでも数少ないマツダ車ユーザーとして注目を集めていた。

 このように2022年のモータースポーツシーンでも痛車は健在で、各カテゴリーで躍進。2023年もニューデザインでの参戦が予想されるだけに、その動向に注目したい。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

愛車
スバル・フォレスター
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登山
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