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なぜか速いと違和感がなくなる不思議! 「痛車」がモータースポーツ界で大暴れしていた (2/2ページ)

なぜか速いと違和感がなくなる不思議! 「痛車」がモータースポーツ界で大暴れしていた

この記事をまとめると

■痛車は最初、カスタマイズ手法のひとつとして2000年代前半に登場したと言われている

■アニメや漫画のキャラクターのステッカーをクルマに貼る痛車は文化になりつつある

■レースの世界でも見かけるようになっており好成績を収めるチームも多い

痛車はレースの世界でも鉄板になりつつある

 読者諸兄は漫画やアニメ、ゲームなどに関連するキャラクターを車体にデザインした“痛車”をご存知だろうか?

 2000年代前半にクルマとアニメ(漫画)が好きなファンたちのカスタムのひとつとして出現すると、その後はひとつのカスタマイズのジャンルとして痛車が定着。そのスタイリングはスーパーGTでも見られ、“初音ミク”をデザインしたマシンが登場するなど、モータースポーツにも普及した。

 近年はストリートでもモータースポーツでも、徐々に痛車が減少しつつあるように感じるが、それでも2022年のモータースポーツシーンを振り返ると、さまざまなカテゴリーで痛車たちが最前線で活躍していた。

 なかでも、その代表格となるのが、先述のスーパーGTのGT300クラスで活躍したGOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車「グッドスマイル初音ミクAMG」だと言えるだろう。文字どおり、音声合成ソフトのキャクター・ボーカル、初音ミクをデザインしたマシンで、谷口信輝/片岡達也のドライビングにより第5戦の鈴鹿を制覇したことは記憶に新しい。いまだそのパフォーマンスはトップレベルで、モータースポーツ界の元祖痛車として活躍中だ。

 ちなみにGT300クラスではPACIFIC CARGUY Racingの9号車「PACIFIC hololive NAC Ferrari」もバーチャルYouTuberグループ、ホロライプのキャクターをデザインした痛車で、第6戦のSUGOでは予選Q1でトップタイムをマークするなど、木村武史/ケイ・コッツォリーノが素晴らしいスピードを見せていた。

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