運転中はイラついたりケンカを買ったりしないことが一番
ハザード使うな
筆者が孤金さんの助手席に乗って首都高を走ったときのこと。某ジャンクションにさしかかると、前述の「譲ってあげる意識」から合流してきたクルマに前方スペースをしなやかに譲って見せたのでした。で、前のクルマはお約束通りハザードを2、3回でしょうか点滅させ「サンキュー」サイン。すると、運転席から盛大な舌打ちが聞こえたのです。
「あんなことしてっから、アクセルがお留守になっちゃうんだよ!」と、再び舌打ち。「首都高には首都高のペースってもんがあってな、サンキューどうもとかほざく前にカリカリ加速しろっつーの、まったくもぉ」
言ってることはわかりますが、向こうも好意でやってることですからねぇ。じゃ、孤金さんはハザードやらないってんですか?
「そんな礼儀知らずやるわけねーだろ、ボケナス!」そう言われたところ、ちょうどジャンクションで孤金さんが合流する立場に。憎らしいほどスムースなアクセルワークで合流すると、ハザードのボタンをプッシュ。もちろん、その間もペースを乱すことなく加速しています。
が、ハザードはつけっぱなし。2、3回どころか2、30回は点滅していたのではないでしょうか。さすがに、消し忘れかと運転席を見ると「感謝のしるしって、これくらい必要じゃね」とドヤ顔中のドヤ顔。
感謝とは違う、なにか別の意図が伝わってしまうような気がします。
追い越し車線の攻防
速いクルマが大好きな金満家ですが、高速道路などでよくある「追い越し車線をずっと走り続けてるクルマ」には相当イラつくのかと思いきや。
「何度言ったらわかるんだ、うすらバカ! 高速道路だって貸し切りじゃないの。追い越し車線チンタラ走ってるヤツにだって「ご事情」がおありなんだよ、ボケ!」。
でも、そのまま後ろをチンタラついてくわけでもないでしょ?
「当たり前。なんのために速いクルマ乗ってんだよ。左からだろうとなんだろうと、サッサと追い越せばイライラなんてしねーだろ。だいたい、俺様のペースと普通のペースじゃ速度差100キロくらいあんだから、ブレーキ踏む方がヤバいっつーの」。
ほんと、冗談がきついっす。ていうか、高速道路でイラつくことは一切ないと?
「ん、しいて挙げれば、追い越し車線走ってたクルマがこっちに気づいて走行車線に戻ったとするだろ。で、こっちも追い越したわけだから、走行車線に戻ろうとするわな。でも、よく見ると走行車線に戻った先のクルマがスピード落とすどころか、加速したりなんかしてて『戻れるもんなら、戻ってみよ』的な挑戦状? 叩きつけられたりすると、軽くイラっとしちゃうかな」。
たしかに、走行車線に戻ったはずのクルマを追い越そうにも追い越せない場面ってありますけど「挑戦状」ってわけでもないのでは。
「ま、売られたケンカ、買わないってルール、俺にはないからね」。
みなさま、こういうヤカラは決して少なくありませんから、くれぐれも道路でイラついたりケンカ買ったりしないでくださいね!