この記事をまとめると
■2024年春にホンダが軽商用EVを販売する
■ベースはN-VANとなる
■航続距離は200km、価格は100万円台となるよう調整中だ
2030年までにグローバルで30種類のEV展開をするための第一歩
世界中で電動化がどんどん進む自動車業界。日本もその類に漏れず、各社が続々とEVを投入してきており、街中でもよく見るようになってきた。
そのような事情もあってか、ホンダは「2030年までにグローバルで30種類のEV展開する」との発表をしている。それと同時に、「2050年にHondaが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指する」とも表明している。これからより一層電動化が進むだろう。
その一環として、ホンダは「2024年に商用軽EVを市場に投入する」という発表も行なっており、大きな話題となった。なぜなら、ホンダのBEVは「Honda e」しか市場に投入しておらず、電動化はまだまだこれからといった具合だったからだ。
しかし、12月7日にそれが現実味を帯びてきた。正式に「2024年春に新型軽商用EVをリリース」と発表を行なったのだ。ベースとなるのはN-VANだ。
ベースモデルがN-VANとなった背景に、大容量の荷室空間と、助手席側のセンターピラーレス構造による使い勝手の良さ、アレンジ力の高さが挙げられている。
※画像は現在販売中のN-VAN
EVならではの高い静粛性をはじめ、ストップ&ゴーの多い交通環境に適した力強い加速は、軽商用車には相性がいい。近年需要の高まる街中でのラストワンマイル配送にもピッタリだ。
航続距離についても200kmを目標としているほか、なんと100万円台から車両を展開できるよう調整中だという。
現段階では「2024年春販売」「N-VANベース」「航続距離200km」「車両価格は100万円台」という4つの要素しか判明していないが、期待に満ちた注目の1台となることだろう。