ニュータウンでは新規出店のメリットが大きい
まったくの新規出店というのは、いまどきでは少なくなってきているが、宅地開発の進む郊外などでは新規需要も期待できるので新規オープンすることがある。新築一戸建てを買うことは、人生最大の買い物ともいわれるので、新車への乗り換えは期待できないと思われがちだが、「人生最大の買い物をしたのだから」と、その勢いで新車へ乗り換える人はじつは多い。そして新車へ乗り換える人が出てくると、相乗効果でそのご近所でも新車への乗り換えが目立ってくるので、新しく造成されたニュータウンでは、早い者勝ちではないが、いち早く最寄りに新店舗を構えようとするとのことである。
ただ、現状では新車の注文をもらっても、人気車ほど納車がいつになるのかわからない状況が続いている。そうなると、新車への乗り換えを勧めるのと同時に、いま乗っているクルマのメンテナンス窓口として囲い込むといった活動のほうが、重要視されていくことになるだろう。ニュータウンと呼べるような、まだまだ戸建て住宅を売り出し中のような場所では、個々のディーラーも積極的な拡販を狙ってくる。ニュータウン周辺店舗だけの好条件（値引きなど）を設定してくることも多いので、郊外に住んでいて新規出店店舗が近所にできれば、そこはねらい目である。
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前述した市街地にある、古くから営業している店舗では既納客への乗り換えを勧めながら、既納客から新車を欲しがっている人の紹介をもらい販売促進していくのが営業スタイルの中心となる。そのためフリーで店を訪れるよりは、近所でその店でクルマを買っている人がいたら、その人を介して担当セールスマンを紹介してもらうほうが、値引きも含めてあまり労せずして好条件で新車が買えることが多いと聞いている。
