メーカーの事前認証の取得が必要なパーツも
4)マフラー=事前認証を取得した商品ならOK
2010年4月以降に生産されたクルマは事前認証を取得したマフラーが必須。それまでのクルマは車検場で計測して音量がOKだったら合法だったが、2010年以降のクルマは予めメーカーが事前認証を取得して、その証明プレートがついているマフラーでないと、どんなに静かでも車検には通らない。公道も走れない。
面倒なのが、マフラーとセンターパイプのセットで事前認証を取得していれば問題ないが、事前認証を取得したマフラーだけ購入し、そのあとにセンターパイプを購入した場合。上記のセットと同じ商品の組み合わせでもセットでの事前認証を取得していないので合法とはならない。
5)車高調=基本的にはOK
サスペンションはジャッキアップ時にバネが遊んでいないとか、基本的なルールに合致していれば問題なし。昔はブレーキホースのマウントがタイラップでも良かったが、現在はきちんとステーにネジ留めしなければならないので、注意点はそれくらい。というか、ブレーキホースがホイールと干渉すると、生命に関わることになるので、きちんとマウントできる商品を選びたい。
6)ホイール=JWLやVIAの刻印がないとNG
タイヤハウスの垂直線から前方に30°、後方に50°の範囲でホイールがボディから飛び出してなければ基本的にOK。国交省が定める基準に適合しているかのJWLや、アフターマーケットホイールの基準であるVIAなどの刻印が必要。国産社外ホイールはほとんどがこういったものを満たしているが、輸入もののホイールだとそういった基準に適合していないことがあるので車検で指摘されることがある。
あとはタイヤサイズを変えていて、外径が大きく変わるとスピードメーターに誤差が生まれ、そこから車検に適合しないこともある。とくに外径を大きくしすぎることには注意。