ミニバンでも大排気量マルチシリンダーが選べる!
トヨタ・アルファード&ヴェルファイア
ミニバンではあるが、アルファードとヴェルファイアもV型6気筒3.5リッターを積む車種。エンジンはFF用の横置きレイアウトを前提に開発された2GR-FE。ロータスのエヴォーラやエキシージにも採用されたエンジンだ。
日産 エルグランド
もう1台もミニバン。日産エルグランド。Z33やV35スカイラインにも搭載されていたVQ35DEエンジンを搭載。VQ35DEエンジンは2000年にエルグランド(E50)でデビューしたエンジン。
改良に改良を重ね、大排気量らしい余裕のあるトルクに加え、徹底した低フリクション化でエルグランド用にチューニング。低回転から高回転まで気持ちよく回るなかなかよくできたエンジンだ。
日産 フーガ450GT
現行車ではないが日産最後のV8エンジンを搭載したY50フーガも気になる存在。4.5リッターV8のVK45DEは、333馬力とやや控えめな出力だが、トルクは455Nmと十分でレスポンスと伸びの良さはけっこう上々。
5速ATながら、長い加速が味わえると評されていた。生産中止後10年以上経っているので、中古車も安く、450GTでも70~80万円台の個体が多い。
マツダ CX-60
こちらは番外編。新開発の直列6気筒3.3リッターディーゼルターボエンジンを搭載したことで話題のマツダCX-60。
直6といってもターボでしかもディーゼルではないか、と思うかもしれないが、輸出仕様には直6のガソリンエンジンと「SKYACTIV-X」(火花点火制御圧縮着火エンジン)も用意されているので、今後はもしかすると……。時代に逆らい(?)、エンジンを縦置きのFRベースのプラットフォームをイチから開発してきた点も注目されている。