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ステーションワゴン界の激レア異色作! 南半球生まれの「ディアマンテワゴン」が今考えるとスゴイ (2/2ページ)

ステーションワゴン界の激レア異色作! 南半球生まれの「ディアマンテワゴン」が今考えるとスゴイ

この記事をまとめると

■三菱から2代に渡って販売されていた「ディアマンテワゴン」を紹介

■オーストラリアの三菱で製造されていたものを日本で販売していた経緯を持つ

■2代目モデルはかなり割り切ったグレード構成で販売されていた

超マイナー三菱車「ディアマンテワゴン」とは

 今ではすっかりマイナーな存在となってしまった国産ステーションワゴンではあるが、1990年代には初代レガシィツーリングワゴンが火付け役となり、さまざまなメーカーからステーションワゴンがリリースされていた。

 そんな乱立したステーションワゴンの中でも、今では(当時でも?)知る人も少なくなってしまったマイナー車として挙げられるのが「ディアマンテワゴン」だろう。

 三菱初の3ナンバーサイズ専用車としてデビューし、一躍大人気車種となった初代ディアマンテをベースにステーションワゴン化したものと言えるが、じつは日本製ではなくオーストラリア三菱で生産されたれっきとした輸入車となっており、日本へ導入がスタートしたのはディアマンテが登場してからおよそ3年後の1993年3月のことだった。

 そんなディアマンテワゴンは、サッシュレスドアのディアマンテとは異なりサッシュ付ドアとなっており、成り立ち的には「シグマワゴン」とも言えるのだが、知名度を考えてディアマンテの名前を冠したのであろう。

 基本的には4ドアのディアマンテと共通する意匠を持っていたが、4WDモデルの設定はなく、エンジンも3リッターV6のみ。その3リッターエンジンも日本仕様のDOHCではなくSOHC仕様であり、スピードメーターは220km/hスケール。エアコン類などのスイッチの配置も微妙に異なるなど、海外生産であることを端々に感じることができるものとなっていた。

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