オーストラリア三菱製を踏襲し2代目も登場
そんな初代ディアマンテワゴンは残念ながら販売面では低調に終わってしまったが、1997年10月に2代目となるディアマンテワゴンが登場。こちらも先代に引き続きオーストラリア三菱製のもので、エンジンも初代と同じく3リッターV6のSOHC(ただし出力は向上していた)で、トランスミッションはシーケンシャル付のINVECS-III 5速ATとなっていた。
また先代とは異なり、ディアマンテと同じくサッシュレスドアとなり、ベースとなったディアマンテにより近いスタイリッシュなスタイルとなっている。
2代目モデルのデビュー当初は上級グレードとして、サンルーフやクルーズコントロール、本革シートにハイコントラストメーターといった装備がテンコ盛りの「LS」というグレードが存在していたが、2000年11月にはベースグレードの「ES」のみのモノグレードとなった。
さらにボディカラーもグリーンストーンメタリック1色という割り切りまくった仕様となり(それ以前もグリーンストーンメタリックとローランベージュIIの2色のみだったのだが)、翌年秋には潔く輸入を終了。
そもそも2000年は三菱のリコール隠し問題が明るみに出て販売が低迷していた時期でもあったため、やむを得ないところもあったと言えるが、今見ると大陸的なゆったりとして余裕のある走り味やスペースたっぷりの荷室など、時代によってはもう少し評価されていた1台になっていたかもしれない。