格好いいクルマや美しいクルマのオーナーは運転が上手い!?
軽トラやプロボックスではなく、もっと一般的な乗用車で言うならば……筆者も乗っている「スバル車」は、正直やや微妙だろう。
いやもちろんスバルはコアなクルマ好きに愛されているブランドゆえ、基本的にはサンデードライバー的な下手っぴイメージはないのだが、その分だけ「独善的な運転をする人」というイメージはあるかもしれない。
当然ながら「すべてのスバル車乗りがそうである」などと言うつもりは毛頭ないが、過日、杉並区の駅近くで見かけたレガシィ乗り(男・推定40歳)はひどかった。
道に迷ってオロオロとT字路でバックしている最中のカーシェアリング車に、盛大な警笛多数を浴びせながら、その脇スレスレを推定時速50kmにて“美しく”右折していったのだ。その一部始終を見ていた歩行者である筆者の位置とも、1mほどしか離れていなかった。
「……××(自主規制)ばいいのに」と思ったのと同時に、彼が右折した先で、子どもが道路を横断していたりしないことを祈るばかりの筆者であった。
なんて、筆者の同族である(ごく一部の)スバル車乗りの悪口はさておき、「運転が上手い人が多そう」と想起させるクルマとは、軽トラやプロボックスなどの「業務系」以外では、現行型ホンダ・シビックなどの「クルマとしての出来は素晴らしいという印象があるモデル」の数々だろう。
そういったクルマをあえて選んでいる人は、たぶんだがWEB CARTOPなど見ないで『カーグラフィック』を隅から隅まで熟読し、サーキットで開催されるレーサーさんが講師を務めるドライビングクリニックにも参加した経験があり、MT車に乗っていた時代には「ヒール&トウ」もキメていたはず。そしてたまにヤフコメで、筆者のような軽薄な自動車ライターが書く軽薄な自動車記事に対し、「いかがなものか」「このライター、バカじゃねえの?」などと苦言を呈すのである。
いやすべて“イメージ”だが、どうもそんな気にさせるのが、現行型シビックなどの「クルマとしての出来は素晴らしいとの印象があるモデル」だ。
このカテゴリーにはほかに、「日産 スカイライン(現行型)」、「マツダ CX-60」、同じくマツダの「CX-30」さらに同じくマツダの「MAZDA3ファストバック」「三菱 アウトランダーPHEV」なども該当するだろう。