1ドル150円の影響は? 「猛烈な円安」が自動車業界に与える影響を解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■1ドル約150円前後で推移する円安で自動車メーカーはどのような影響を受けるかを解説

■グローバル企業の場合、円安によって売上高はプラスに働くこともある

■一方、資源高騰などの影響を受け、営業利益全体としてはマイナスとなることも多い

日本で生活しているだけでは円安の影響がわかりづらい

 この10年ちょっとで、円の実質的な価値が半分になってしまうことを予想できた人はけっして多くないだろう。本稿執筆の2022年11月中旬時点で、1ドルは150円前後で推移している状況だ。

 だたし、日本で日常生活をしている限り、庶民が円高とか円安について自分事として捉えることが出来る機会はあまり多くないように思う。直近ではスーパーの食料品などの価格が上がって、これが円安の影響と聞かされても、肌感覚としてつかみづらいイメージがあるのではないだろうか。

 それでも、たとえば海外旅行に行って、ホテルに泊まったり、食事をしたり、買い物をしたりして、「これって円にするといくらなのか?」という感覚を持つことで、自分のお財布への影響を実感することになる。

 こうした円ドル相場を自動車に関することで見てみれば、ユーザーとしてもっともわかりやすいのが、ドル建て並行輸入車を日本で購入するときではないだろうか。円高になれば買い得になり、円安になれば割高に感じる。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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愛車
トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味
動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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