この記事をまとめると
■査定に出す前の洗車やキズ消しが効果的だと言われることがある
■しかしこれらの行為が大きなプラスになることはない
■その理由と査定額を上げるコツについて解説する
その場しのぎは大きなプラスにならない
乗り替えなどの理由で所有していた愛車を売却する機会は、クルマを所有する多くの人に訪れる。その時、ほとんどの人が「高く買い取ってほしい」と思うはずだ。そこで査定前に洗車をしたり、キズを消したりしてクルマをキレイにし、少しでも高く買い取ってもらおうと考える人がいるだろう。しかし、これらの行為が査定額の大幅なプラスになることはない。その理由を解説していく。
中古車の査定は日々の積み重ねの結果
そもそも中古車の査定額というのは、車種ごとの相場や車両の状態を評価した11段階の評価点によって決められる。評価点は走行距離や修復歴(事故歴)の有無、内外装の状態によって決められるもの。内外装の状態も評価されるので、査定前に急いで洗車してもまったく意味がないわけではない。しかし、1日頑張ってクルマをキレイにしたところで、保管状況や普段の手入れといった日々の積み重ねには敵わない。どちらかと言えばそれまでの愛車とどんなカーライフを過ごしたかが査定額を大きく変えると言って良い。テスト前に一夜漬けするよりも、しっかりと計画を立てて勉強をした方がいい成績をとりやすいのと同じなのだ。