この記事をまとめると
■任意保険には複数台所有している場合に割引になる制度がある
■多くの保険会社が「セカンドカー割引」を導入
■10台以上の所有車がある場合に加入できる「フリート契約」も
セカンドカー割引なら7等級から保険を開始できる
娘・息子が免許を取得したのを機に、セカンドカーの購入を検討するのは自然な流れですね。地方では、自家用車が1人1台というファミリーも多いと思います。クルマを所有する上でかかる維持費のなかで、大きな出費となるのが税金と任意保険ではないでしょうか。税金は、2台目以降の所有だからといって割引制度はありませんが、じつは任意保険には複数台所有している場合に割引になる制度があるのです。
まず、セカンドカーを購入するならぜひチェックしてほしいのが、多くの保険会社で導入している「セカンドカー割引」です。任意保険の保険料は車種や年齢のほかに、事故歴が加味される1〜20の等級があり、数字が大きくなるほど保険料が安くなるのですが、通常は新規で加入すると6等級からのスタートになるところ、セカンドカー割引なら7等級から保険を開始できるという制度です。
このセカンドカー割引は、1台目の所有車の保険会社とは別の保険会社でも適用されます。任意保険は、保険会社によって微妙に保険料に関する条件の設定が異なるため、より良い条件で保険料も安くなる保険会社を探して契約したいですよね。もちろん、3台目、4台目も対象となりますのでまずは問い合わせてみましょう。
ただ、セカンドカー割引が適用されるには7つの条件を満たす必要があります。1つ目の条件は、1台目の所有者の任意保険が11等級以上であること。
2つ目の条件は、1台目の所有者の用途車種が「自家用8車種」に該当すること。この「自家用8車種」とは、「自家用普通乗用車」「自家用小型乗用車」「自家用軽四輪乗用車」「自家用小型貨物車」「自家用軽四輪貨物車」「自家用普通貨物車(最大積載用0.5t以下)」「自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超2t以下)」「特殊用途自動車(キャンピングカー)」です。
3つ目の条件は、1台目の所有者が個人であること。
4つ目の条件は、2台目がまったくの新規保険加入であること。
5つ目の条件は2台目も自家用8車種であること。
6つ目の条件は、2台目の所有者が個人で、以下のいずれかに該当すること。(1)「1台目の記名被保険者と同じ人」(2)「1台目の記名被保険者の配偶者」(3)「(1)または(2)の同居の親族」(4)「1台目のクルマの所有者と同じ人」
7つ目の条件は、2台目の記名被保険者が以下のいずれかに該当すること。(1)「1台目の記名被保険者と同じ人」(2)「1台目の記名被保険者の配偶者」(3)「(1)または(2)の同居の親族」となっています。