この記事をまとめると
■全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦、第10戦が行われた
■スーパーフォーミュラとF1の鈴鹿でのラップタイムには7秒以上の差がある
■スーパーフォーミュラとF1の違いを両マシンに乗ったことのあるドライバーに聞いた
ラップタイムには7秒以上の差がある
2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権もついに最終ラウンドを迎え、10月26日、三重県の鈴鹿サーキットを舞台に第9戦が開催され、TEAM MUGENの笹原右京が今季2勝目を獲得。一方、JAFグランプリとして翌27日に開催された第10戦では第9戦で2位入賞を果たし、2年連続でチャンピオンに輝いたTEAM MUGENの野尻智紀がポール・トウ・ウインで今季2勝目を獲得するなどシーズンを締めくくるダブルヘッダーはTEAM MUGENの強さが目立つラウンドとなった。
こうして日本最高峰のフォーミュラレースもついに2022年のシーズンが終了したが、久しぶりにスーパーフォーミュラを取材してみるとそのスピードに驚かされた。
とはいえ、世界最高峰のフォーミュラレース、F1と比べると大きな開きがあり、鈴鹿サーキットにおける予選時のコースレコードを比較してもF1の1分27秒064(2019年/セバスチャン・ベッテル/フェラーリSF90)に対して、スーパーフォーミュラは1分34秒442(2020年/ニック・キャシディ/SF19 TOYOTA 01F)と7秒以上のギャップがあるのは事実である。
同じフォーミュラでもF1とスーパーフォーミュラではどれくらい違うものなのか? 両マシンを経験したことのあるドライバーにF1とスーパーフォーミュラの違いを語ってもらうと、スーパーフォーミュラの特徴が浮き彫りになってきた。