この記事をまとめると
■トラックドライバーのマナーは向上している
■しかし、いまでも時折悪しきマナーに驚かされることがある
■この記事では4つの例を挙げて紹介する
「公道での使用はお控えください」と書かれた商品も
パンチパーマにねじりハチマキ、首から金チェーン下げて、レイバンかけてくわえタバコ。昭和のトラック野郎といえば、だいたいこんなニュアンスでしょうか。今やサービスエリアでも、はたまた大きな市場でも、こんなステレオタイプを目にすることはほとんどなくなりましたよね。筆者は「そんなスタイル、今どき流行らない」ことが理由かと思っていましたが、さにあらず。社会の成熟と運送会社のコンプライアンスが厳しくなり、トラックドライバーもまた進化したことが理由なんだそうです。
ともあれ、いまだトラックにはビックリさせられること少なくありません。ビックリだけならまだしも、イラっときたり困ったり、コンプライアンスどこいった? てなサンプルをご紹介してみましょう。
「クラクションの爆音」
どなたも一度は耳にしたことあるでしょうが、大型ダンプが仲間同士すれ違う時などにパパーンと鳴らすアレ。圧搾空気とラッパでもって鳴らしているのですが、大昔は三連ラッパの音階を駆使した「ゴッドファーザーのテーマ」などがポピュラーでしたよね。それから数十年を経て、今では電子制御でさまざまな音色が出せるようになり、ミュージックホーンやヤンキーホーンなどと呼ばれ、その種のユーザーから一定の支持を得ているのだそうです。もちろん保安基準によって音量の定めはあるのですが、爆音商品はだいたい「公道での使用はお控えください」かなんか詭弁じみた注意書きがあったりして、しっかり世の中に流通しているのです。
とにかく、大音量、しかも圧搾空気がリリースされる高音圧ですから、心臓の弱い筆者など何度すくみ上ったことか。なかなか取り締まりも難しいのでしょうが、どうにか廃れてほしいトレンドには違いありません。