眩しいモノの正体は泥除け!
「キラキラ泥除け」
クロームのタンクを積んだトレーラーの後ろにつくと、自分のクルマがタンクに映っているのを見て喜んだこと、誰しもご経験されているかと。さらには、追い越しの際もタンクのサイドに映る愛車をチラチラ横目でチェックしちゃったりなんかして、ちょっとホッコリするシーンではあります。
が、同じキラキラクロームでも車体後部の泥除けはご勘弁。なにしろ、夜間だと自車のヘッドライトが反射しておちおち前も見ていられないなんてことに。街なかの信号で止まったりしたら、スモールランプにすればいいだけなんですが、ちょっと混み合った幹線道路や高速道路など、どうにも逃げようがない場面もありますからね。
令和の今となっては、そうそう泥ハネがひどい道というのも少ないのではないかと思いますが、トラッカーむけショッピングサイトを覗いてみると、山のように商品バリエ豊富! ホーン同様、売れてる定番商品のようです。
ともあれ、これは車間距離をとるなり、追い越せば済むことなので、コンプライアンス担当者を呼びつけるほどではありませんね。
「キラキラがクルクル」
いわゆるホイールマーカーというやつ。ホイール内にLEDなどのイルミネーションランプが設置され、回転するとこれがキレイだったりするのです。が、これも道交法だか保安基準によると公道上はNG。
「ホイールのキラキラくらい大目にみたら」とのご意見もありそうですが、これ追い越しの時に軽くウザいんですよね。LEDがオレンジやイエローみたいなウインカーを思わせるような色だと、「お! こっちに出てくるのか」と錯覚してしまうケースもあるからなんです。ちなみに、発光する仕組みはホイール内に電気ケーブル通してるわけでなく、〇〇と〇〇の間に〇〇つけて……ってご興味あればお調べください。なるほどって感じですよ!
「積載重量:積めるだけ」
こういうジョークステッカー、一度ならず目にしたことあるかと。ステッカーだけなら笑ってすませられますが、ガチで積めるだけ積んでるダンプってありますよね。これ、なにが困るって荷台から残土やら砂利がばらばらとこぼれ落ちてくること。この後ろは少なくともオープンカーでは走りたくありません。また、バイクだったりしたらふいにタイヤが滑ったりして、ビックリドッキリもいいところ。もっとも、ダンプの運転手とて「食うや食わず」で、生っちょろいこと言ってられず、「積めるだけ積んじまえ」がデフォルトになってしまうのかもしれません。
こうなると、コンプライアンスだの運送会社の社長を飛び越えて、トラック運転手の賃金だの税金だのと政治家を責めたくもなります。もしかすると、ヤンキーホーンやキラキラ泥除けにしても、少なからず拙い国政に原因があるのかも! そんな風に考えてみると、トラック野郎の迷惑行為だって大目に見てやれそうではありませんかね(笑)