「目的地付近に到着しました」……って最後で見捨てるなよ! 運転中に思わずイラッとくる「あるある状況」3つ (2/2ページ)

もっとも重要なタイミングで航続距離の表示が「—」に

ライト編

 こないだ久しぶりにイラっときたのがバックフォグランプ。あれ、正しくは霧や悪天候下で車間が開くような走行中、追突を避けるためのものですよね。昔から勘違いしている方が少なくないようで、東名高速でじゃんじゃんクルマがいるようなエリアでもって雨や霧だからってピッカリやられると後続車はイラっとくるものです。気が利いたドライバー、いや使い方わかってるドライバーなら後続車が追いついたところで消してくれるはずなんですがね。

 それから、これまたイラっとくるのが光軸調整ダイヤルの悪用。これも正しくは、荷物が増えてリヤが沈んだりした際、光軸をいくらか下向きに調整して正しい照射範囲を確保するためのもの。うっかり間違えて、上向きに調整したりすると、対向車にはあたかもハイビームかのようにまぶしいわけで、パッシングされても気づかないなんてことに。悪質なのは、わざと光軸を上に向けて車間をつめてくるヤカラ。すでに煽り運転といってもいいでしょう。

 こうした先行車や対向車に対してイラっとくること「あるある!」と共感されるのはいいのですが、くれぐれもご自分がうっかりバックフォグのスイッチ入れっぱなしだったなんてことがないようご注意を!

航続距離編

 最近のクルマにはたいてい「現在のガソリン残量でどれくらいの航続距離があるか」知らせてくれる表示がついています。これが、アクセル開度やスピードによってくるくると変わるのはわかりますが、「残り50km」なんて微妙な距離なのに、ナビのヤローは「新しいルートが見つかりました」かなんかほざいて「目的地まで56km」なんていけしゃあしゃあと表示。この協調性ゼロ、システムのあんぽんたんにはイラっと来ちゃいませんか?

 あるいは残り50kmと表示された後、しばらく走ると「—」みたいになっちゃうクルマもありますね。そこからが大事! って時に教えてくれないってイライラどころか、何考えてんだって首をかしげたくもなります。

 また、EVの航続距離となるとガソリン世代の筆者はイラっとくるというか、苦手意識が先行しがち。エアコンをオフにするのもつらいし、やっと急速充電スタンドについたと思ったらテスラが列をなして渋滞してたとか、もはやホラーの世界に近い気がします。で、こういうことをグチって、意識高い世代から「これだから石器人は」などと肩をすくめられたりしたら、イライラどころか頭を抱えて悲鳴すらあげるのではないかと(笑)

 ともあれ、前述のようにイラっときたからといってブチ切れちゃダメ! モノマネでも、カラオケでも、とにかく精神衛生をキープするよう努めましょう。てか、こういう上から言われる「余計なお世話」にもイラっとくるものですよね~(笑)


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

愛車
三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
趣味
DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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