CDの登場でドライブミュージックシーンが大きく変わった
CD
CDは再生できるデッキがいまでも残っていなくはないが、いずれにしても当たり前の存在だ。1980年代後半になるとハイエンド機を中心にCDが再生できるデッキが登場。
さらに1990年代になると、8連装や10連装などが登場して、入れ替えなくても次から次へとCDを再生することが可能になった。CDは専用のカセットに10枚なら10枚を入れて、シートの下やトランクに設置したプレーヤーにセットして楽しんだ。
MD
カセットテープやCDの発展型とも言えるのがMDで、MDとはミニディスクの略。
カセット状でデジタルで記録・再生が可能なのが特徴で、MDウォークマンも作っていたソニーがとくに力を入れていた。ちなみにCD同様に多連装のMDプレーヤーもあった。
DAT
簡単に言ってしまうと、デジタルのカセットテープ。サイズはカセットの3分の2ほどで、一般的には放送局などで使用されることが多かった。
1987年に登場し、ソニーからはDATウォークマンも出ていたが、自動車用もセルシオに用意(オプション)されてはいたが、当時からマイナーだった。プロの使用が多く、コンパクトでデジタル録音もできたことから、最近で作られていた。似たようなコンパクトなデジタルカセットテープとしてDCC (デジタル・コンパクト・カセット)が1992年に登場し、こちらも数は少ないが自動車用のデッキが発売されていた。