【試乗】日本で使いやすい「短いボディ」が導入! ジープ・グランドチェロキーは意外にオンロードでもスポーティだった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スタンダードボディのジープ・グランドチェロキーに試乗

■全長が5000mmを切ったことで、日本における実用面ではかなり魅力的になっていた

■オフロード走行を考慮したストロークの長い脚なりにオンロードでもスポーティに走る

ジープのフラッグシップモデルに標準ボディが登場

 これまで3列7人乗りシートを装備したL(ロング)仕様のみが正規輸入されていたジープのフラッグシップモデル、グランドチェロキーに、Lに対してホイールベースを125mm短縮し、キャビンを2列5人乗りシートとしたスタンダードモデルが新たに導入されることになった。

 今回試乗したのは、そのベーシックモデルとなるリミテッドで、搭載エンジンは272馬力の最高出力と400Nmの最大トルクを発揮する2リッターの直列4気筒ターボ。組み合わされるミッションは8速ATで、駆動方式はオンデマンド方式の4WDとなる。さらに、この標準ボディーのグランドチェロキーには、同エンジンに63馬力と145馬力のエレクトリッモーターを組み合わせたPHEV、「4xe」も設定されている。

 まず気になるのはボディサイズだろう。グランドチェロキーLが5200×1980×1815mmであったのに対して、今回登場したグランドチェロキーは4900×1980×1810mmという数字。全長が5000mmを切ってきたのは実用面では日本においてはかなり魅力的だが、1980mmの全幅は駐車場事情などを考えると、まだまだ大きいという印象が残る。

 もっとも室内からの視界は、スクエアなボディスタイルと高いシートポジションの恩恵で、Lに試乗したときと同じく十分満足できるものだったから、これはオーナーにとっては使ううちに慣れてくるサイズ感ともいえるのだろう。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
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