予期せぬ事態にも備えておくべし!
3)同じモデルや趣味を持つ仲間を見つけておく
せめて趣味の世界くらいは自分のペースで、自分のやりたいように、自分の思うがままにさせてくれ……。その代表例が「ソロキャン(ソロキャンプ)」かもしれません。ソロキャンプ、ハマる人は「ドハマり」するそうです。何時に寝ようが、何を食べようが、常識の範囲内であれば誰にも迷惑がかかりませんし……まさに「自分だけの王国」です。
しかしクルマ趣味の場合、同じモデルや価値観を持つ仲間がいたほうが、いざというとき何かと心強いのも事実です。その具体例として、トラブルシューティングや、旧車オーナーであれば部品のトレード、何かしら理由をつけて開催される飲み会など。
1台のクルマと長く付き合えているオーナーさんを取材したとき「仲間がいたからこそ乗り続けてこられた」といったエピソードを伺うこともしばしばです。
オーナーズクラブなどに入会して濃い付き合いを深めていくのもありですし、ごく少数の、気の合うメンバーとだけ交流を深めていくのもありです。いずれにしても、お金で買えない価値があることは確かです。
4)安心して保管できる場所の確保
春の嵐、ゲリラ豪雨、突然の雹、大型台風、冬の大雪……そして地震といった天災、そしてさらには盗難やいたずらといった人的トラブル。憧れのクルマに襲い掛かるさまざまなアクシデント。
そんなアクシデントから愛車を守ってくれる保管場所が確保されているだけで、精神的な負担はかなり軽減されます。セキュリティ完備の屋根付きガレージであれば理想的ですが、これはなかなかハードルが高いという方も多いでしょう。
なかにはガレージ付きアパートを借りてそこで生活したり、レンタルガレージに愛車を止めたり……と、方法はさまざまです。なかには信頼できる仲間同士で倉庫を借りたり、もしくは買ったりして、愛車を保管しているケースも増えつつあるようです。休みの日にみんなが集まる場所ができて、秘密基地感覚でも楽しめそうです。
5)すぐに使えるキャッシュを用意しておく
機械である以上、クルマが壊れてしまうのは仕方がないところ。猛暑日の渋滞のなか、エアコン全開で移動しても水温計の針が定位置からピクリとも動かないこと自体がむしろ驚くべきことなのです。しかも、超がつくほどの高級車から100万円未満の軽自動車まで……このあたりは日本車の優秀さが際立つ場面でもあります。
とはいえ、車検時はもちろんのこと、定期交換部品や、輸入車で多いメーカー指定点検・交換部品をはじめ、故障時にかかる費用など……。コンディションを維持するうえで、何かと1万円札に羽が生えて飛んでいくのもクルマを所有する以上は避けて通れないところです。
急なトラブルや重整備など、割と高額な費用がかかる、そして部品代もそれなりに……となると、ある程度、まとまったお金を用意しておいたほうが安心です。
毎月のローンの支払いでカツカツだとそれどころではないかもしれません。最新モデルであればメーカー保証が受けられる可能性が高く、その点は安心できますが、古いクルマであればあるほど、この傾向が強くなります。
まとめ:「元気があれば何でもできる!」はまさに真理
上記には挙げませんでしたが、テストに出るくらい重要な事柄として「オーナー自身が心身ともに健康であること」が何よりも大事であり、もっとも重要だと考えます。
先日、この世を去ったアントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる!」は、まさに真理なのかもしれません。