保険にお金をかけるなら愛車に自動駐車機能の装備もあり
ところが、火災保険では、建物外部からの物体の落下、飛来、衝突などに対する補償として担保される場合がある。加えて、ぶつけたクルマにも修理代の補償がなされるという。ただし、取り扱いの詳しい内容は、保険会社に問い合わせるのが無難だろう。
いずれにしても、補償内容が増えれば、どのような保険も料金が割り増しになっていくだろう。自宅でぶつけることはまずないと思うと、そうした契約をしないでいる場合が多いのではないか。最近、私の知人(同年配)が、普段は何の問題もなくクルマの出し入れをしている自宅の車庫でぶつけてしまったとこぼしていた。万にひとつとはいえ、起こり得る衝突といえそうだ。
一方、保険に依存するのではなく、自動駐車機能を装備したクルマを使うのも、衝突を防ぐひとつの方法だ。近年は、軽自動車でも駐車の操作の支援を含め自動駐車機能を装備する車種があるが、グレードによって注文装備できない場合もある。
クルマの装備も、高いグレードだからより高度な装備を選べるといった従来の発想から、廉価車種でも安全に関わる装備は注文装備できるような、装備に対する新しい発想が、高齢化社会を迎えるにあたって自動車メーカーには必要だと思う。