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いまクルマを選ぶなら「できるACC」付きに限る! 高速移動も渋滞も疲れ知らずのクルマ選びとは (1/2ページ)

いまクルマを選ぶなら「できるACC」付きに限る! 高速移動も渋滞も疲れ知らずのクルマ選びとは

この記事をまとめると

■現代の新車ではデフォルトになりつつあるACC

■ひとくちにACCといってもその呼称はメーカーによってさまざまで機能も大きく異なる

■電子パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、渋滞追従機能、停止保持機能、全車速域対応のACCなら不満も少ない

渋滞時を含めて快適なドライブを可能にしてくれるACC

 最近のクルマには、軽自動車から高級車までACC=アダプティブクルーズコントロールと呼ばれる先進運転支援機能が装備されるようになった。

 かつての一定走行だけのクルコンとは違い、前車がいなければ設定した速度で走り、前車がいれば任意に設定した車間距離を保って追従走行し、また渋滞時には自動停止~再発進まで行ってくれる機能を持つACCが今は主流。基本的に自動車専用道路、高速道路で使うもので、ロングドライブ、長時間の運転でのドライバーのストレスを低減してくれて(作動中はペダル操作が不要)、また一定の間隔を保ってくれるため、うっかり前車に近づきすぎることなく、あおり運転と誤解されないメリットもある。

 しかし、ACCとひとことで言っても、車種によって機能はさまざま。ちょっと前のACCは、作動速度が約30~115km/hなで低速で対応せず渋滞追従なし、高速道路の制限速度120km/h時代についていけないものもあった。

 ちなみに自動車メーカーによってACC機能の呼び方は異なり、たとえばトヨタ(レクサス)の先進運転支援機能の「セーフティセンス」に含まれるACCは「レーダークルーズコントロール」と呼び、最新版は車速追従機能、渋滞時にうれしい停止保持機能を備える。停止保持機能とは、渋滞時にクルマが速度を落として停止状態になった際、ブレーキペダルから足を離した状態でも自動的にブレーキが保持され、また前車が発進したときには追従を開始してくれる機能を指す。電子パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能とともに、これがあるかないかはACCの有難みを大きく左右するところと言っていい。

 ホンダは「ホンダセンシング」にACC機能が盛り込まれているが、たとえば「渋滞機能機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)」という呼び方になる。

 また、「ぶつからないクルマ」でおなじみのスバルの「アイサイト」では、「全車速追従機能付きクルーズコントロール」という名称になる。

 たしかにACCは、自動車専用道路や高速走行で便利で、渋滞時を含めて快適なドライブ、運転を可能にしてくれるのだが、設定速度を決めてしまうと、たとえば前車がいない場面でカーブに差し掛かってもそのままの速度で走り続けてしまう。当然、速度を落とす必要があり、思わずブレーキを踏み、ACCを解除。再びセットすることになる(RESボタンで復帰させられるが)。筆者も長年ACCを愛用しているが、裏技として、ACCの速度設定ボタンをマイナス方向に押して、設定速度を下げるなどの工夫をしている。

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