この記事をまとめると
■三菱デリカミニは2023年初夏の発売を予定している新型車
■先日公開されたエクステリアデザインが好評を得ている
■今回はデリカミニのデザインの魅力に迫る
三菱車のイメージを盛り込んだ期待の「顔」
2023年初夏の発売に先駆け、専用サイトでエクステリアデザインが公開された三菱の新型「デリカミニ」が大評判です。流行のスーパーハイトワゴンとはいえ、なぜここまで話題になっているのか、デザインの面から紐解いてみました。
エクステリアデザインは、スペシャルサイトに載った画像を見れば、すぐに「eKクロス スペース」がベースであることがわかります。普通ならここで「何だ、既存車の顔違いか」で終わるのですが、この評判の高さはその「顔違い」の手法こそに理由がありそうです。
まず、アッパーグリルの格子形はまさに「デリカ D:5」を思わせる表現で、現行型ではなく、2010年頃の「これぞ三菱」というモデルを再現したのが肝。半円形のランプは三菱自身「遊び心」と謳っていますが、これはランドローバーの「ディフェンダー」あたりがモチーフでしょうか?
で、全体を大きく前に出したバンパー部にある、L字形の黒いプロテクターがまたミソです。三菱はこれを「ダイナミックシールド」だと言いますが、そもそも最新の「ダイナミックシールド」はベースのeKクロス スペースにしっかり表現されているので、じゃあコレは一体何だと?
さらに、前後バンパー下部には「いかにも」のスキッドプレートが驕られ、サイドシルにも大きなプロテクターを配しました。また、ホイールアーチの異様に大きなブラック処理も目立ちます。画像からは、これが樹脂なのか塗装なのか判別できませんが、とにかくその大きさ(広さ)は普通ではありません。